INI、2ndアルバム『MATCH UP』で堂々首位 サウンドの自由さが大きな武器に

 テレビのスターのように輝きたいと歌う5曲目の「TELEVISION」は、現在の彼らが歌うに相応しい一曲。ここまでストリート感やカジュアルな自由さが目立ったサウンドから一転して、この曲ではドリーミーなシンセサウンドが印象的。「T-Shirt」のような親しみやすさを持った楽曲から、星のように輝く「TELEVISION」まで、幅広いイメージの楽曲を歌いこなす。

 忙しない毎日にふと立ち止まって自分を見つめ直すような6曲目の「Ferris Wheel」もいい。いわゆるローファイヒップホップ系のゆったりとした日常感のあるトラックを、軽やかに乗りこなすように歌う彼らのボーカルワークに、聴いているとリラックスした気分にさせられる。激しめのサウンドから、こうしたスロウなナンバーまで自由自在だ。

 このように、基本的にはヒップホップを軸としたサウンドのなかで、緩急をつけながらさまざまなスタイルに挑戦し、変幻自在のパフォーマンスを見せているINI。活況を見せるボーイズグループシーンにおいて、本作に表れている彼らの自由さが、今後の大きな武器となるだろう。

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