日向坂46×オードリー、フラットな関係性 “一緒に成長する番組作り”で培われたメンバーの実力
冒頭で触れた通り、今回の放送では“2024年にバラエティで活躍しそうな4人”として、佐々木美玲、松田、森本、山下という『ひなあい』でも独特なキャラクターで湧かせているメンバーが登場。今年でけやき坂46時代から数えて活動9年目を迎えた日向坂46だが、昨年は改名以来連続出場が続いていた『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に落選したこと受けて、グループ内で今後について話し合いを行ったそう。若林は「今はどういう時期なの?」と質問すると、佐々木美玲は「困難もあったからこそ今から頑張るぞって燃えてます」と語り、「もう一度東京ドームに立ちたい」という新たな目標も明かした。
四期生ながら早くも爪痕を残していたのが山下。『ひなあい』でも披露されたOL時代のエピソードを意気揚々と話し出した山下は、段ボールの個数を一箱(ひとはこ)ではなく、一箱(ひとぱっこ)と数えるかつての齊藤京子を思わせるボケを取り入れると、すかさずオードリーがツッコミ。気心知れているオードリーの番組とは言え、初登場でここまで自分のペースに持ち込めるのは相当な器だ。
そして、松田はオードリーへの安心感を明かしつつも、最初の頃は“目が死んでいた”と歯に衣着せぬワードを発していたが、それはオードリーの二人を信頼し切っているからこそ生まれるものだ。今後やりたいことを聞かれた佐々木美玲は「違う人生があったらお医者さんにもなりたかった」と語ると、春日は「それは大丈夫だわ」と一蹴。そのままトークを続けた佐々木美玲は若林との会話が噛み合わず、若林から「絶対医者になるなよ」と念を押される場面があり、いつもと変わらない“みーぱん節”で番組を湧かせていた。
バラエティではオードリーから「激ヤバ」とイジられるなど独特な感性で存在感を放つ森本は、「(外番組で)いじりたいと思われるには?」というテーマで相談。森本は自身の考えとして待機時間に仁王立ちをするというボケを振ると、すかさず若林がキャッチして絶妙な掛け合いを見せていた。森本の予測不可能なボケを拾うオードリーはさすがだが、果たして外番組で森本の“ヤバさ”がどう受け入れられるのか未知数で楽しみになる。
日向坂46とオードリーの間には比較的フラットな関係性が構築されている。それはお互いの信頼関係の上に成り立っているものだ。だからこそ、日向坂46のメンバーたちはバラエティで臆することなく、のびのびと個性を発揮することができるのだろう。この先もその関係性が長く続いていくことを願いたい。
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