『アイドルマスター』×『ラブライブ!』夢の共演 『異次元フェス』で注目の楽曲をチェック
一方『ラブライブ!』は、各学校内で結成されたスクールアイドルが、その頂点を目指して友情を育みながら切磋琢磨する様子を描いた作品。現在までに4つのアニメシリーズが制作され、ゲームアプリ、ミュージカルなど幅広く展開。コンテンツ発のグループは『紅白歌合戦』にも出演した経歴があり、それぞれドームでライブを開催する人気ぶりだ。
Aqoursは、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第1期のオープニングテーマソング「青空Jumping Heart」や、アニメ2期挿入歌で、『ラブライブ!』冬季大会決勝で披露した「WATER BLUE NEW WORLD」、また2018年の『第69回NHK紅白歌合戦』で披露された「君のこころは輝いてるかい?」は外せないだろう。また、松浦果南がセンターの「HAPPY PARTY TRAIN」、国木田花丸がセンターの「未体験HORIZON」なども人気だ。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、劇場上映シリーズ3部作の第1章の公開が来年に控えているなど、今話題を集めている。全員ソロアイドルで計12人+1人という、『ラブライブ!』シリーズでは変則的なスタイルだが、それだけに多種多様な展開が望める。まず全体曲である「TOKIMEKI Runners」は定番だ。ソロでは中須かすみが歌う「無敵級*ビリーバー」、エマ・ヴェルデが歌うまるで北欧に行った気分の「Evergreen」、眠そうな声がたまらない近江彼方の「Märchen Star」など、個性豊かな楽曲が多い。また、QU4RTZ、DiverDiva、A・ZU・NAといったユニットの曲や、特攻服姿で歌う「繚乱!ビクトリーロード」などにも期待が高まる。
『ラブライブ!スーパースター!!』発のLiella!は、今春3期生2名が加わり11人体制になったばかりで、11人曲はまだ少ない。最新の4thライブツアーでは、1期生5人、2期生4人の9人や、ソロ・ユニットと幅広い構成で曲を披露してファンを熱狂させた。ライブで人気なのは、鬼塚夏美がセンターの「ビタミンSUMMER!」、デビュー曲「始まりは君の空」など。ユニットでは、唐可可、葉月恋)、ウィーン・マルガレーテの“KALEIDOSCORE”がしっとり歌う「不可視なブルー」、ユニットではないが澁谷かのんと唐可可が2人で歌った「Tiny Stars」なども人気だ。今回は全員出演ということで、どんな形で楽曲が披露されていくのか楽しみだ。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは、現在ゲーム&生配信アプリ『Link!Like!ラブライブ!』で活動する6人組で、3つのユニットに分かれて活動している。日野下花帆、乙宗梢の“スリーズブーケ”は、「水彩世界」など爽やかながらちょっと切ない楽曲が持ち味。村野さやか、夕霧綴理の“DOLLCHESTRA”は、今っぽいネット音楽の雰囲気で、トリッキーなサウンドに乗せてエモーショナルに歌う「AWOKE」などが人気だ。そして大沢瑠璃乃、藤島慈の“みらくらぱーく!”は、「ド!ド!ド!」のエレクトロなサウンドではっちゃけた雰囲気で元気いっぱいのイメージ。全員で歌う楽曲は「Dream Believers」や「永遠のEuphoria」などで、『ラブライブ!』シリーズならではの、熱さや前向きさが詰まっている。
日本を代表する2大コンテンツによる夢のコラボ。2日で100曲歌うということで、一体どんな曲が披露されるのか。各コンテンツの代表者が歌いつなぐ、5分超えのテーマソング「異次元★♥BIGBANG」は、ファンが一緒に叫んで楽しめるかけ声が満載で、可愛さ、楽しさ、熱さ、エモさが散りばめられた楽曲になっている。『アイマス』と『ラブライブ!』、両者の魅力が見事に1つに。どちらのファンでも一緒に推せる1曲だ。まずはこの曲を入り口に、無限に広がるアイドルコンテンツフェスを楽しみたい。
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