TOMORROW X TOGETHER、MOAと走り抜いた2度目のワールドツアー “これから”を予感させた特別な時間

 3月末よりソウル・KSPO DOMEにてワールドツアーをスタートしたTOMORROW X TOGETHER。そのツアーが、12月2日、3日にソウル・GOCHEOK SKY DOMEにて開催された『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT : SWEET MIRAGE>FINALE』で最終公演を迎えた。本稿では、2日目の様子をレポートする。

 公演は、1月に発売された5thミニアルバム『The Name Chapter: TEMPTATION』の世界観を「Section 1」と題したVCRからスタート。天井からメリーゴーランドがセンターステージへ降りてくる演出を経て、城を背景にしたメインステージへメンバー5人が登場した。その雰囲気のままの楽曲セレクトでパフォーマンスへ移るかと思いきや、1曲目に選ばれたのは「5時53分の空で見つけた君と僕 (Blue Hour)」。リラックスした様子で笑顔を見せながら、爽やかな楽曲でステージのスタートを切った。曲中にはセンターステージへ移動しながら「MOA(ファンの呼称)、こんばんは!」「楽しむ準備はいいですか?」「今日も楽しもうね!」とメンバーが挨拶したり、最後のサビ前にはYEONJUNが「MOA、叫んで!」とクールに呼びかけたりと、会場には早々に大きな歓声が沸き上がった。

 2曲目の「Can't We Just Leave The Monster Alive?」も終えると、この日初めてのMCへ。マイクにトラブルがあったというSOOBINに代わり、マンネ(末っ子)のHUENINGKAIが「ONE DREAM!」と掛け声をかけてグループの挨拶を先導するというレアな様子も見られた。多くのメンバーたちがついにツアー最終日を迎えたことを話すなか、TAEHYUNは「僕たちもMOAと一緒に飾る今日を待ち侘びていました」「この夢を叶えてくれたMOA、本当にありがとうございます!」とコメント。ここでSOOBINのマイクが直り、あらためて全員で挨拶した。初めてコンサートに来た人に挙手を促したり、「叫べー!」と呼びかけてエネルギーチェックをしたりとMOAとの交流も楽しんだあとは、「皆さんにお願いがあります」とSOOBIN。「今日は記録するよりもアイコンタクトをしたいと思います」と続け、YEONJUNも「テンションが上がったら立って、僕たちと楽しく踊ったり歌ったりしてください」「約束できますね?」と小指を立てて見せ、コンサートという体験を全力で楽しむようMOAにお願いしていた。

 MCのあとは会場を煽りながら、衣装のジャケットを脱いでラフな姿に一変。5人が次々とバスケットボールをパスしながら「Drama」を披露し、その後も「No Rules」「Cat & Dog」と活動初期の楽曲が続いていく。「Cat & Dog」はMOAの反応がいいことや、“Woof Woof”という掛け声の話題にも触れ、MOAと一緒にステージを作っていることを再確認。その勢いのままメンバーもペンライトを持ち、各メンバーの担当ブロックごとにそのメンバーのマネをするコール&レスポンスのコーナーへ。TAEHYUNが「TAEHYUN! 今日! セクシー!」と言ってMOAにマネをさせたり、BEOMGYUが「BEOMGYU! 愛してるよ!」と言いながら弓矢を放つ振りをしてそれをMOAがマネすると、彼まで矢が届いたというリアクションをしたりと楽しい時間が巡っていく。YEONJUNは、メンバー全員の名前を呼んでから「愛してるよ」と言い、照れてしゃがみ込む微笑ましい姿も見せた。

 「では、この瞬間が続くようにTOMORROW X TOGETHERと一緒に逃げちゃおうか?」――そうTAEHYUNがMOAに語りかけると、「9と4分の3番線で君を待つ (Run Away)」のパフォーマンスがスタート。まるで魔法を操るかのようなHUENINGKAIのダンスブレイクを挟み、ステージに置かれたバス内からパフォーマンスが始まった「We Lost The Summer」、そして「Can't You See Me?」で一気に雰囲気を変えていく。

 「Section 2」のVCRを挟み、黒いジャケットにパンツという衣装を変えると「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)」を披露。トロッコに乗ってセンターステージで「LO$ER=LO♡ER」「Dear Sputnik」、メインステージに戻って「Magic」へと繋いでいく。再びVCRと、ダークな雰囲気も前面に出したダンスブレイクを挟むと「Opening Sequence」と続けて畳みかけた。休憩の少ないハードな構成だが、そのぶんこれまでTOMORROW X TOGETHERが作り上げてきた世界観に没入できるセットリストになっていることがよくわかる。

関連記事