mekakushe、満員の観客に届けた次なるステージの始まり 初のバンドセットワンマン公演

mekakusheレポ

 さて、すでに情報が出ているように、mekakusheはこの日をもってバンダイナムコミュージックライブ内に立ち上げた、「akogare records」に移籍を果たしている。インディーズ時代最後のアルバムのタイトルと、自身の所属するメジャーレーベルの名前が同じ「あこがれ」なのは、このワードが彼女にとって重要なものだからだろう。それはmekakusheにとっての原動力であり、進むべき指針のようなものなのだ。

 アンコールでは長瀬有花に提供した「宇宙遊泳」と、『アイドルマスターミリオンライブ!』の水瀬伊織(釘宮理恵)のために書き下ろした「ピンクローズアプローズ」を弾き語りでセルフカバー。装飾がなくなったことで浮かび上がるのは、持ち前の詞とメロディの良さである。やはり鍵盤と声だけでmekakusheの宇宙は広がっていくのだと、改めて実感した次第だ。

 最後はバンドメンバーを再び呼び込み、「箱庭宇宙」を演奏して初のワンマンライブが終了。演者の達成感も伝わってくるような、朗らかな余韻を感じるライブである。終演後には「片想いマグネット」の配信リリースを皮切りに、5カ月連続の配信リリースを行うことも発表。より一層の活躍を見せてくれることを期待しつつ、まずは来年3月まで続く新曲ラッシュを楽しみたい。

オフィシャルサイト
https://www.mekakushe.com/

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