BE:FIRST、2年連続『紅白』出場は幅広い層からの支持? 老若男女に愛される3つの理由
年末の大型音楽番組にBE:FIRSTが引っ張りだこだ。まず、11月13日には『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への出場が発表され、2年連続の出場が決定した。直近でも、11月15日に『テレ東60祭!ミュージックフェスティバル2023』(テレビ東京系)、16日に『ベストヒット歌謡祭2023』(読売テレビ・日本テレビ系)へ出演している。こういった大型音楽番組はこの時期の恒例になっており、幅広い年齢層が視聴する。そしてBE:FIRSTも幅広い世代から支持を集めるボーイズグループの一組だ。そこで今回は改めて彼らが老若男女から注目される理由を考えてみたい。
まずは、なんといっても確固たる実力とクオリティを有していることだろう。そもそも彼らが誕生するきっかけとなったオーディション番組『THE FIRST』(Hulu/日本テレビ系)では、「クオリティファースト」、「クリエイティブファースト」、「アーティシズムファースト」というアーティストのスキルとして必要な3つの“FIRST”を審査基準としていた。それを勝ち抜いてきた時点でメンバー全員が一定のスキルを有している。さらに当初より「日本、アジア、そして世界へ」を掲げており、デビュー当初から良い意味で新人らしからぬハイクオリティのパフォーマンスを見せている。しかもその成長は今もなお青天井。2023年5月12日、24日にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で公開された動画にも、そのクオリティの高さを称賛する声が多く集まっていたことは記憶に新しい。その後も、9月29日に初出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でのパフォーマンスも反響が大きかった。こうして彼らの名前しか知らない人が想像し得ない完成度の高いパフォーマンスをしっかり見せることで、多くの人の興味を引いているのである。
2つ目の理由は、楽曲の振り幅の広さだろう。BE:FIRSTがリリースしてきた楽曲は実にバラエティ豊かだ。プレデビュー曲「Shining One」で希望溢れる楽曲を出したかと思えば、デビュー曲「Gifted.」では180度違った世界観を繰り広げた。その後も「Bye-Good-Bye」はキャッチーさ、「Smile Again」で切なさと儚さ、「Boom Boom Back」でヒップホップテイスト、「Mainstream」でミニマルでタイトなヒップホップと、多角的なジャンルの楽曲をリリースし続けている。しかも、そのどれもがハイクオリティ。だからこそ誰しも1曲は刺さる楽曲があり、ボーイズグループの音楽に親しみがなかった人でも気になってしまうというわけだ。