サンドリオン、初アニメ主題歌や『ANIMAX MUSIX 2023』出演の夢を達成 メジャー以降の快進撃を語る

サンドリオン、メジャー後の快進撃

 サンドリオンの『1stライブツアー ~Bon Voyage~』が11月11日からスタートする。同ツアーは、11月11日の名古屋公演、11月12日の大阪公演、そして12月24日の東京公演にてファイナルを迎える。

 10月18日にアニメ『星屑テレパス』エンディング主題歌を収録した2ndシングル『天体図』をリリースし、11月18日開催される『ANIMAX MUSIX 2023』にもオーディション企画を勝ち抜き出演が決定するなど、今勢いに乗っているサンドリオン。

 2023年5月のメジャーデビューから怒涛の快進撃を見せるサンドリオンは、どんな思いを持って1stツアーに臨むのか。そして、初のアニメ主題歌や『ANIMAX MUSIX 2023』出演に対する喜びの思いを語ってもらった。(編集部)

(『ANIMAX MUSIX 2023』で)「しっかりと爪痕を残さないと」(汐入)

サンドリオン
サプライズ発表に驚くサンドリオン

ーーインタビュー直前にサプライズでお伝えされましたが、『ANIMAX MUSIX 2023』への出演決定おめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

ーー前回のインタビュー(※1)でもメジャーデビュー後の目標として『ANIMAX MUSIX』出演を挙げていましたが、その夢が叶った今の心境は?

全員:(4人同時に)うれしいです(笑)!

黒木ほの香(以下、黒木):まだ信じられないよね?

小峯愛未(以下、小峯):うん、ドッキリなんじゃないかって。

汐入あすか(以下、汐入):あとでどんでん返しがあるかも(笑)。

小山百代(以下、小山):だって、横アリ(横浜アリーナ)だよ?

汐入:せっかく(横アリの舞台に)立てるんだから、しっかりと爪痕を残さないとね。

小山:なので、みんな爪を伸ばしておきます(笑)。

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ーー(笑)。前回のインタビューでは「メジャーデビューした実感がなかなか湧かない」とおっしゃっていました。そこから時間もだいぶ経ちましたが、ここまでの期間で実感するタイミングってありましたか?

汐入:自分たちの主催じゃない、外部のイベントに出させてもらう機会が増えて、そういったところではメジャーの力ってすごいなと実感しています。あと、レーベルさんが宣伝にもすごく力を入れてくださっていて、自分たちだけでは手が届かなかったところにまで活動を広げられているのかなというのは、すごく実感しているポイントでもあります。でも、気持ち的には……もちろんそれ以前と変わらないですけど、「メジャーに行ってやったぜ!」みたいなこともなく、今までどおりに頑張ろうという感じです。

黒木:まさに今回の「天体図」もそうだけど、アニメ主題歌じゃない? これもメジャーデビューしたからだと思うし。

小峯:アニメのPVで、動いているキャラクターのバックに私たちの歌が流れていることに感動しましたね。あの映像を観たときに、めちゃくちゃメジャーデビューしたことを実感しました。

汐入:しかも、あんなに可愛いアニメのエンディング主題歌を担当させていただけて、すごく幸せだよね。

黒木:今までのサンドリオンの曲って、私たちの境遇や思いを歌っている曲が多かったので、まったく別の世界の子たちの思いを背負って歌うことは初めてに近い感覚で。そのへんもメジャーデビューしたからかなと思います。

サンドリオン / 天体図(TVアニメ「星屑テレパス」エンディング主題歌)(Full Ver.)

ーーアニメに寄り添った楽曲を制作することで、歌との向き合い方もまた変わってきそうですものね。

汐入:はい。原作を読んで「このキャラクターの気持ちを汲み取った歌詞がここかな?」と照らし合わせて歌ったりして。そういうことも新鮮でしたし。

黒木:作中の女の子の気持ちを考えることって、私たちがいつも声優業でやってきたことなので、ノウハウはわかっているからあまり苦労はしていないかなとは思います。

ーーとはいえ、キャラクターとして歌うことともまた違いますよね。

汐入:そうですね。キャラクターではない「サンドリオンの汐入あすか」として歌うので、自分の気持ちも入れつつキャラクターの思いを代弁するみたいな、いいとこどりみたいな感じでできたんじゃないかな。

ーー「天体図」を最初に受け取ったとき、歌詞を読んだりメロディを聴いたときにどう感じましたか?

小峯:最初はワンコーラスのみのデモをいただいて。メロディがシンセだったんですけど、綺麗な音楽だなとシンプルに感じました。

汐入:最初はまだイントロがなかったよね。

小峯:メロディだけが明確にわかる状態のものでしたが、ここからもっといろんな音が重なっていって……と想像が膨らみましたね。

黒木:すごくふんわりして、美しい曲だなと思いました。確かデモの段階では〈天体図〉でサビが終わったところで音がバツンと切れていたんですけど、その終わり方が「めっちゃアニメっぽい!」なと(笑)。アニメのエンディング曲ってそういう終わり方をするものも多いじゃないですか。そこに「アニソンっぽい!」とうれしくなりました。

小山:事前に私たち全員『星屑テレパス』の原作を読んでいたので、デモの段階から作品に寄り添った曲だということが伝わってきました。ここからさらに音が足されて、さらに神秘的な楽曲になっていくんじゃないか、という想像も膨らみましたし。それに、サンドリオンの中でも「星」はキーワードとしてすごく大切にしてきたものなので、そこも相まってこの曲を歌えることがうれしかったです。

汐入:デモが届いたときに、『星屑テレパス』の監督さんから「4人の声が重なるとすごく綺麗だから、1番はユニゾンで歌ってほしい」というメッセージをいただいていたので、これを4人がユニゾンで歌うんだと思うとワクワクしました。サウンド的にも綺麗だけど落ち着きすぎていない、サンドリオンが今まで歌ってきた楽曲のテンション感にも合っていて、だけど新しくてみたいな、アニメの主題歌ならではの特別な……。

小山:力の入った?

黒木:新しさのある?

汐入:(笑)。

小山:気合いの入った?

汐入:そう、気合いの入った楽曲になるんじゃないかなと思いました(笑)。

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