稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、『【推しの子】』作者と相性抜群 新『ななにー』初回の盛り上がり

赤坂の自宅訪問ロケで見えた、草彅の憑依能力

 草彅は天野ひろゆきと共に赤坂の自宅を訪問するロケへ。赤坂の家は、バーカウンターにハンモック、すべり棒のポールに、隠し扉など漫画家らしい柔軟な発想で改装されたこだわりが満載。近くのバーカウンターを蹴りながら「うぇ〜い」とハンモックでくるくる回ってみせた赤坂にならい、草彅もくるくる回って楽しそうに笑う。また、階段で降りるのが面倒という理由から設置されたすべり棒を見つけると、「うちらも行ってみようか〜」と躊躇することなく降りてみせる。そして、「好きだよ、僕」と満足そうな笑顔を浮かべる。

 どうやら赤坂と気が合いそうな草彅。リビングにある隠し扉にもピンと来て、すぐに取っ手を見つけて、もうひとつの部屋を探し当てる。そんな草彅の姿を見ていると、役が乗り移ったかのように演じる“憑依型俳優”と言われるように、ロケでもゲストの感覚がまるで一体化しているかのように感じる。仕事場にて『【推しの子】』のネームを披露する赤坂と対面した時には、草彅もスッと仕事モードに切り替わり、そのセリフを読み上げる。

 その声は、私たちがよくテレビで聞いてきたあの真剣なトーン。だが、ワイプで映し出された顔は少し照れくさそうに笑っていた。その声と顔とで異なる表情は、朗読を聞いた赤坂が「恥ずかしさと光栄さでぐちゃぐちゃ」と叫んだことで大いに納得した。仕事に対する情熱を受け止めながら、気恥ずかしい気持ちにも共鳴していたのだろう。そして、その近い空気を出せる親しみやすさから、視聴者プレゼントに「なんでも持っていって」と言いたくなったのも頷ける。

 リニューアルした『ななにー』初回は、ゲストを深掘りしながらも改めて三者三様の引き出し力があって、彼ら自身の魅力についても再確認できるものだった。トーク中、赤坂が『【推しの子】』の取材を申し込む際に、ヒット作である「『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』を手掛けた作者だから断られたことがない」といった話をしていたが、その安心感や面白い作品にしてくれるのではないかという期待は「この3人のいる『ななにー』」にも繋がってきそうな話だ。今後もゲストを招いた貴重なトークやロケ、そして歌やライブのセッションなど、『ななにー』でしか見ることのできない名場面がたくさん生まれることを楽しみにしている。

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