ジャニーズWEST、『リア突WEST』4年目突入 海外ロケ企画から見えるメンバーの高いプロ意識

 ジャニーズWESTが出演するバラエティ番組『リア突WEST』(ABCテレビ)が、放送開始から4年目に突入した。中でも、メンバー自身が海外ロケに参加する企画「世界の人だかりクイズ」が非常に面白いと好評だ。10月1日には、放送開始4年目を記念した1時間スペシャルとして、メンバーの中間淳太によるフィンランドロケが放送された。ロケは1泊4日の過酷な日程で敢行され、到着初日から、フィンランドの夏特有である長い日照時間に合わせて終日人だかりを追う内容となっていた。番組が標榜する「ジャニーズWEST史上、一番身体を張る番組」を、文字通り実践した形だ。

 「世界の人だかりクイズ」は、「人だかりができる場所には人を惹きつける何かがある」というコンセプトで、世界各地の人だかりができている場所に突撃し、時には一緒に体験をして、その魅力をリアルに伝える企画だ。実は今年2月にこの企画の初回が放送された際には、番組スタッフのみがロケを行っていた。しかし4月には、藤井流星が番組初となるメンバーによる単身海外ロケを担当した、香港編が放送された。以降、5月から6月にかけては神山智洋によるベトナム編、7月には桐山照史によるフィジー編、8月から9月にかけては濵田崇裕によるタイ編がオンエアされた。今ではこの「世界の人だかりクイズ」は、メンバー自身が海外ロケを担当する人気企画として、視聴者の間で浸透している。

 同企画の特徴的な部分は、1回の海外ロケあたりの放送回数が多い点だ。これまで、1回のロケにつき最低でも3回、多いときは4回にわたって放送されている。30分番組で3〜4回分の撮れ高を提供するには、滞在期間中に相当撮影を詰め込まないと難しいはずだ。

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