YONA YONA WEEKENDERS、自由な楽しみ方を肯定する心地よいグルーヴ ツアー完走を祝した打ち上げのような一夜に
後半は「眠らないでよ」「リルバズ」「Good bye」を立て続けに披露し、観客と一体となって盛り上がるパートへ。「BUREIKO」をサビのみ演奏した後、「R.M.T.T(BUREIKO)」が投下されると大きな歓声が上がった。磯野くんは歌詞の〈HARD 目にやってこう〉を〈渋谷でやってこう〉とアレンジして歌い、後半はマイクをフロアに向けてシンガロングを促す。続けて「Open your eyes」が披露されると、熱気はさらにヒートアップ。観客の歌声は一段と大きくなり、力強いクラップが鳴り響いていた。
「各地を旅して来たんですけど、旅っていいですよね」とツアーを振り返って語った磯野くん。今年の年末には初ライブから7年経つことにも触れ、「僕らが音楽を届けられるのは皆さんがいるからなので、良い歌を、良い演奏をさせてくれてありがとうございます!」と感謝を告げた。「進み続けていれば、気づいたら遠くに進めていることもあると思うから、みんな旅しようぜ!」と優しくエールを送り、いよいよライブは終盤へ。「よしなに」「君とdrive」と続いた後、ラストは軽快な「SUI SUI」でフロアを揺らした。
再び乾杯から始まったアンコールでは、東京・笹塚ボウルでの自主企画イベントと、新たな全国ライブハウスツアーの開催を発表。その後は「唄が歩く時」「SUNRISE」の2曲を届けた。さらに、ダブルアンコールでは観客のリクエストに応えて「光の中」と「明るい未来」を披露。鳴りやまない拍手の中、演奏後にキイチがフロアにダイブするなど、最後までお祭りムード漂う光景が広がっていた。
この日は日曜日で、明日は月曜日。明日からまた頑張っていくために、YONA YONA WEEKENDERSのライブを訪れる人も多いのだろうと、お酒とグッドミュージックで充実した様子の観客たちを見て思った。彼らのライブは、憂鬱な気分を忘れさせてくれる上に、頑張った先にはまた今日のような楽しい日が待っていると思わせてくれる。最後は会場に集まった全員の一本締めによって、ツアーの“大打ち上げ”は終宴となった。
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