日本におけるK-POP人気の高まりによって、近年、国内企業のTVCMや販促キャンペーンに若手／次世代K-POPアーティストが起用される事例が相次いでいる。特に2023年はその動きが顕著で、今日までに数々のグループがCMや広告、販促キャンペーンに登場してきた。

　まず言及したいのが、第4世代を代表するJYPエンターテインメントのボーイズグループ Stray Kidsだ。今年6月に韓国3rdアルバム『★★★★★ (5-STAR)』を発売し、初動売上がK-POP史上最高記録となった彼らは、今年早々にファミリーマートとのコラボレーションを実現。2月28日にスタートした「Stray Kidsキャンペーン」では、オリジナルのクランチチョコレートやプリンを発売。特に「#スキズプリン Lee Knowが愛した味」は大きな話題を集め、複数店舗を訪れても手に入るか分からないというほどの人気商品となった。

　ボーイズグループでは他にも、&TEAMとSEVENTEENも、今年に入って国内のCMや販促キャンペーンのイメージキャラクターに起用されている。

　&TEAMは、HYBE LABELS JAPANより2022年12月にデビューした多国籍グループ。音源をリリースする度に好成績を残している彼らは、デビューEP『First Howling：ME』と最新EP『First Howling : WE』で、「オリコン週間合算アルバムランキング」の連続1位を獲得。韓国でも大きな注目を集めており、デビューアルバムは現地のバイラルチャートにランクインした実績も持つ。（※1）

　そうした国内外での人気を背景に、&TEAMはUHA味覚糖株式会社の「ぷっちょ」CMキャラクターに就任。彼らの2nd EP『First Howling : WE』に収録された「月が綺麗ですね」もCMソングに採用され、7月17日よりテレビなどで放映を開始したCMや、&TEAMが起用されたキャンペーンサイトは、SNS上で今もなお話題を集め続けている。

　また、日本でドームツアーを開催中のSEVENTEENは、セブン-イレブンとコラボレーション。9月7日より、対象商品を購入するとオリジナルグッズがもらえるキャンペーンを実施しているほか、クリスマスキャンペーン「SPECIAL SMILE CHRISTMAS」のイメージキャラクターにも起用されている。こちらもSNSでは多くのファンによるキャンペーングッズやクリスマスカタログの写真の投稿が見られており、大きな盛り上がりを見せている。

　もちろん、ボーイズグループだけでなく、ガールズグループもさまざまな企業でCMソングやイメージキャラクターに起用されている。