AKB48 本田仁美、ストイックな姿勢は後輩メンバーの希望に Team 8、IZ*ONEを経て掴み取ったトップの座

何事にもストイックに取り組めばトップに立てるチャンスがある

 本田は、物事をとことんまで突き詰めるやり方で自分自身を高めてここまでやってきた。まわりのメンバー、ファン、そしてなにより本人もその成長を実感できているのではないだろうか。もしかすると彼女は、これまでのAKB48を振り返っても、成長曲線がもっとも大きく上昇し、そしてストーリー性に富んだ活動をしているメンバーではないだろうか。

 “自身の可能性を信じてすべてを磨き上げる努力や意識を忘れなければ、トップになれるチャンスがある”ということを示した点で、いろいろなメンバーに希望と勇気を与えたのではないだろうか。一方で本田の存在は、そこまでやりきらないとAKB48の上位には食い込めないという過酷な現実もあらわしていた。

 本田は、2023年9月27日発売のシングル『アイドルなんかじゃなかったら』のPRを終えて、活動を終了すると話している。ただ、卒業時期などは未定だという。インタビューのときには、2020年に『NHK紅白歌合戦』への連続出場記録が11年で途切れ、12年連続で受賞していた『日本レコード大賞』優秀作品賞も2022年は逃したことを悔しがっていた。自身がAKB48として東京ドームのステージに立ったことを振り返りながら「すべて先輩方の力のおかげ」と言い、「だからこそ次は自分たちの実力で新しい記録を作って、残していきたい」と話していた(※4)。

 AKB48のメンバーとしての本田は、いつまでグループ活動をするのか。彼女が現在目指そうとしているものはきっと、自身が出るかどうかは別として、『紅白』『レコ大』までAKB48を導くことではないだろうか。

※1~4:https://www.lmaga.jp/news/2023/07/668449/

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