@onefive、大胆なスタイルチェンジで“可愛い”を刷新 海外も視野に入れたクール&パワフルなグループ像

@onefive、大胆なスタイルチェンジ

 2004年生まれのZ世代で構成された4人組グループ@onefiveが、メジャー2ndシングル『Justice Day』をリリース。表題曲「Justice Day」には、各分野で注目のクリエイター3名が集結。楽曲制作/プロデュースは、ちゃんみな、miletなどを手がけるRyosuke "Dr.R" Sakaiと『Ultra Japan』などのフェスの常連であるHiRAPARK。MVの振り付けはBE:FIRSTやGENERATIONSなどの振り付けを担当するKAITAが担当。トリッキーなラップを繰り出しながらテクニカルにダンスをキメる、ガールズエンパワーメントを感じさせる、パワフルでクールなヒップホップチューンに仕上がった。

@onefive 「Justice Day」**Official Music Video**

 @onefiveは、成長期限定グループ「さくら学院」の2019年度卒業生であるGUMI、KANO、MOMO、SOYOの4人によって令和元年に結成された。それぞれ女優やモデルなど活躍するほか、昨年に東京と大阪のCLUB QUATTROで開催した初の有観客ワンマンライブは、即日ソールドアウトしたため急遽昼と夜の二回公演を行ったほど。また、昨年10月にテレビドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の主題歌「未来図」でメジャーデビューし、同ドラマには劇中アイドルユニット“Cham Jam”のメンバー役で出演。今年5月には「未来図」のほか、映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』主題歌「Chance」などを収録したメジャー1stシングル『Chance×Change』をリリースした。

 これまでの彼女たちの楽曲は、ジャニーズやハロー!プロジェクトの楽曲を多く手がける、Shusui、辻村有記などが手がけ、ポップでガーリーなものが多かった。ありのままで夢を摑んで世界を変えようと歌う「Chance」は、かけ声と共にジャンプしながら歌うハジけるようなサビが印象的。「未来図」では明るく前向きなメロディと歌詞を、アッパーのビートに乗せて爽快に歌い上げた。衣装やヘアメイクもスクールガール風で、疑うことなく明日を夢見て突き進むティーンらしさが溢れていた。

GUMI
KANO
MOMO
SOYA
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 この春“JK”を卒業し“JD”になった4人は、最新作「Justice Day」でこれまでとは一転、髪を染めてヘアメイクも派手に変身。迷彩柄のストリートファッションに身を包んで、カワイイからカッコイイへと全振りし、視点を世界標準へと定めた。その後押しをしたのが、今作に参加したクリエイター陣だ。

 プロデューサー陣の一人であるRyosuke "Dr.R" Sakaiは、2018年にBillie Eilish、Selena Gomez、Lady Gaga等が所属するアメリカの名門メジャーレーベルINTERSCOPE Recordsと、アジア人プロデューサーとして初めてマネージメント契約を結ぶなどワールドワイドに活躍する人物。これまでに携わったアーティストは、新世代ラップクイーンのちゃんみな、ヒップホップキング AK-69、女性ラッパーのKIRAなどヒップホップ系、東方神起、SHINeeなどのK-POPグループ、中島美嘉、milet、Crystal Kay、Jasmineなどの女性シンガー、さらにKAT-TUN、久保田利伸、Little Glee Monster、miwa、DEAN FUJIOKAなど。50以上のアーティストプロデュースを手がけ、携わった楽曲は250曲以上、それらのCDセールス累計は400万枚以上を誇る。アメリカではポップスの主流であるヒップホップ/R&BのサウンドをJ-POPに落とし込んだサウンドメイクには多くのアーティストが絶大な信頼を置き、彼が携わったアーティストのファンだけでなく、海外ポップスのチェックも怠らない音楽マニアにもファンが多い。

 「Justice Day」でも洋楽志向のセンスが遺憾なく発揮され、@onefiveの感性と素晴らしい化学反応を起こしている。上下に激しく乱高下するトリッキーなラップは、実にRyosuke "Dr.R" Sakaiらしく、多彩なニュアンスを使いこなすSOYO、MOMOのテクニカルなラップは必聴だ。また、KANO、GUMIは、雲を切り裂くように爽快でエモーショナルなボーカルを聴かせ、4人のボーカルが入り乱れながら1本の線を結ぶような構成は、実にスリリングで惹きつけられるものがある。歌詞も、自分たちで世界を切り拓くといった力強さで、〈これからは私たちの時代だ〉と高らかに宣言。持ち前のポテンシャルの高さが、より上を目指すマインドの背中を押してくれる。

 もう一人のプロデューサーであるHiRAPARKは、『Ultra Japan』をはじめとする様々な音楽フェスティバルやクラブへの出演のほか、2016年にはドレスコードが白であることから「世界一美しいフェス」と称された、音楽フェスティバル『SENSATION –INNERSPACE-』に、初のアジア人アーティストのヘッドライナーとして出演を果たした経験を持つ。豊富な海外経験から日本人とは異なる感性によるスケールの大きなEDMサウンドをベースに、様々なフェスで培って来たフロアを沸かせるスキルで、高揚感に溢れたトラックをいくつも生み出す。ビッケブランカなど日本人アーティストだけでなく、DJ TORA & Nino Lucarelliなど海外アーティストのリミックスも手がけている。野外で行われるEDMフェスに足繁く通う、ちょっと大人でラグジュアリーな感性を持った音楽ファンから愛されている。「Justice Day」の重低音の効いたクラブビートはHiRAPARKによるもので、まるで海外のダンストラックのようだ。こうしたサウンド面からも、@onefiveがどこを目指しているのかが伝わって来る。

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