連載『lit!』第63回:NGT48、僕が見たかった青空、超ときめき♡宣伝部……今夏マストで聴きたいアイドルの新曲
真っ白なキャンバス「Bye My Summer」
7人組アイドルグループ・真っ白なキャンバスから新たな夏曲が届けられた。強めのキックと歪んだギターという清々しいバンドサウンドで始まり、Aメロは青春の高揚感が反映されたような弾むようなボーカル、そしてサビにかけての流れるようなメロディと、爽快感抜群の夏らしい楽曲。『TIF』で初めてパフォーマンスを観たのだが、メンバーと観客がタオルを振り回しながら楽しんでいる姿は圧巻だった。夏フェスが本格的に復活した2023年のアイドルシーンにおいて、タオルを振り回して楽しめる楽曲は貴重だ。白キャンの新たなサマーアンセムとして刻まれる予感がした。MVは青春ドラマ仕立てとなっており、ライブでのパフォーマンスとはまた違った感覚で楽しむことができる。白キャンの夏はまだ始まったばかりだ。
SUPER☆GiRLS「リボン」
今年1月に鎌田彩樺、柏綾菜、河村果歩、櫻井陽夏、羽渕花恋が加入し、11人体制として“第6章”がスタートしたSUPER☆GiRLS。「リボン」は、現体制として初めてのシングル曲となる。同曲を手掛けたのは同じ事務所の先輩でもあるシンガーソングライターの大塚愛。J-POPで一時代を築き上げた大塚のソングライティングはどこか懐かしさがありつつも、スパガらしいキラキラ感、そして等身大のメッセージ性が前面に押し出されている。「夏といえばスパガ!」と称されるほど夏曲に定評がある彼女たちだが、毎年私たちの想像を超えてくるのだから驚きだ。青く澄んだ海をバックにそれぞれが異なる水着を着て踊るMVは、「ナツカレ★バケーション」や「プリプリ♥SUMMERキッス」といった過去の名曲を踏襲したファンにとっては懐かしい仕上がりになっている。新体制となったスパガはどこまで駆け上っていくのか、「リボン」がその第一歩となるだろう。
※1:https://bokuao.com/feature/about
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