B'zの「シングル連続1位獲得」が50作に GLAY、Mr.Children……キャリアアーティストによる前人未到のチャート記録

 B'zが2023年7月12日にリリースした54thシングル『STARS』が7月24日付のオリコン週間シングルランキングで1位を記録した。この結果、1990年6月にリリースした『太陽のKomachi Angel』から続く「シングル連続1位獲得作品数」が50作となった。これは歴代1位の記録であり、B'z以外は辿り着いていない前人未到の領域である。

B’z / SINGLE「STARS」DIGEST

 配信リリースが主流になった現在の音楽シーンだが、今なおCDチャートでは様々な記録が更新されている。本稿ではレジェンドアーティストたちが積み上げてきた記録を振り返ってみたい。

 B'zは「シングル連続1位獲得作品数」以外にも多くの記録を持つ。たとえばアルバム総売上枚数は4600万枚以上、アルバム首位獲得数は31作であり、ともに歴代1位の記録だ。また、アルバム初登場1位連続記録(23作)、アルバムミリオンセラー連続記録(8作)、アルバムミリオンセラー獲得記録(19作)とその結果は驚異的である。長らく日本のロックスターとしてのポジションを維持し、ファンの期待に応え続けてきた証左と言えるだろう。

 GLAYも長きに渡って記録を伸ばし続けている。例えばアルバムでは4つの年代(1990、2000、2010、2020年代)で首位を獲得しており、これはサザンオールスターズに続いてグループ史上2組目の記録だ。2023年3月には、61stシングル『HC 2023 episode 1 - THE GHOST/限界突破-』が 3位にランクインしたことでオリコン週間シングルランキングTOP10入り連続年数記録で歴代1位となった。こうした記録からは、デビュー30周年を前にしてもなおコンスタントに新作をリリースし、リスナーを魅了し続ける彼らのバンドとしてのスタンスが垣間見える。

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