BE:FIRST SHUNTO、UVERworldコラボ楽曲で高まる存在感 TAKUYA∞と共鳴する音楽への姿勢と歌声の相性

 また、SHUNTOはUVERworldの影響を受けているだけでなく、人間性としてUVERworldのメンバーと近いものを持っているのではないだろうか。例えば、SHUNTOは音楽に対して非常にストイックだ。インタビューでソロ活動の方向性を問われた時、「興味はあるんです、役者さんも。う~ん、やるんだったら本気でやりますし、レッスンとかもいきたいと思ってます。ただ、それで音楽がおろそかになるんだったら違うと思う自分もいるし…。難しいですね。やっぱ“音楽一筋”っていうのはかっこいいじゃないですか」(※1)と語っていたことがあった。これは、長年ブレることなく自分たちの音楽を貫いているUVERworldの姿勢ともフィットすると言えそうだ。

 さらに、SHUNTOの声はバンドサウンドとも相性がいい。彼は唯一無二の低音エッジボイスの持ち主。ロックナンバーに合うとされている、ザラッとした声が特徴である。「ENCORE AGAIN」を聴いてもSHUNTOの声はサウンドに埋もれることなく、どの音域でも、どのニュアンスでも、きちんと輪郭を示している。その上、ベクトル的に声質が似ているのだろうか、TAKUYA∞との声のコントラストもいい。ユニゾンも掛け合いもぴったりだ。そんな2人だからこそ、UVERworldの世界観がしっかりありつつも新しさを感じられる「ENCORE AGAIN」に仕上がっているのだろう。

 ちなみに、7月21日には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にUVERworldとともにSHUNTOが出演し、「ENCORE AGAIN」を披露した。SHUNTOは「ウーバーさんとステージで共演できたら最高」(※2)と言っていたことがあったが、同曲を通してそれを実現。そして、より多くの人へ存在を知らしめた。夢を一つ叶えたSHUNTOへの注目度は、今後も高まっていくに違いない。

※1、2:https://hochi.news/articles/20230717-OHT1T51248.html?page=1

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