ATEEZ、『THE WORLD EP.2 : OUTLAW』で首位獲得 韓国でミリオンセラー&米ビルボード2位と好スタートに

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参照:https://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/2023-07-03/

 2023年07月03日付のオリコン週間アルバムランキングで首位を獲得したのはATEEZ『THE WORLD EP.2 : OUTLAW』で、推定売上枚数68,950枚だった。ほか、トップ10圏内の初登場作品としては、3位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit Compilation Album “BEYOND THE PERiOD”』(11,739枚)、4位 KiSS KiSS『FiRST ALBUM』(9,396枚)、8位 PassCode『GROUNDSWELL ep.』(5,303枚)、10位 でんぱ組.inc『ONE NATION UNDER THE DEMPA』(4,400枚)だった。ほか、2位には&TEAMの2nd EP『First Howling : WE』が発売2週目でランクインしているほか、K-POPの男性グループを中心に2週目・3週目以降のリリースがトップ10を賑わせている。

 さて、今回取り上げるのは首位ATEEZ『THE WORLD EP.2 : OUTLAW』。ミニアルバムとしては9作目(日本での活動を除く)で、韓国本国ではミリオンセラーとなっているほか、米ビルボードではアルバムチャートのビルボード200で2位となるなど、素晴らしいスタートを切っている。

 同作はエレクトロニックでアグレッシブなサウンドに貫かれた全6曲。シンセウェイブ風の壮大なイントロから徐々にビルドアップし、ドラムンベースのビートをはさみながら勢いのあるラップも披露するオープニングの「This World」からして、前作とも通じるダークでドラマチックな世界を感じさせる。しかしサウンドはより圧が強い。緩急をつけながら物語に巻き込んでいったのが前作としたら、今作は物語がギアをひとつ上げてまっすぐ進んでいるかのような印象。スウィートでメロディアスなパートは少なめだ。ラストの「Outlaw」に至っても、最後の最後にもう一捻り展開があってリスナーを飽きさせない。

This World
Outlaw

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