宮野真守、音楽・ドラマ・バラエティ……激動の1年 40歳もエンターテイナーとして走り続ける

 宮野真守が6月8日に40歳の誕生日を迎えた。“宮野真守”というエンターテイナーの存在感は、この一年で一般層にまでさらに広く浸透・定着したと言えるだろう。声優・俳優・アーティストとして多岐にわたる活躍を見せ、常にトップランナーとして走り続けている。

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 元々声優・アーティストとして確かな実力と人気を誇る宮野。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のコーナー「ゴチになります」レギュラー出演、ドラマ『君の花になる』(TBS系)、『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)、4月からの連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)出演と、俳優・タレントとしても話題に事欠くことがなかった。もちろん声優としてもトップランナーであり続け、アニメ『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)や映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』など社会現象となった話題作にも多く出演、コアなアニメ・声優ファン以外にも声優としての実力を示している。

 マルチに活躍する声優のパイオニアとして活躍の場を開拓し続ける彼だが、音楽アーティストとしても大きく進化を遂げた一年であった。

宮野真守「THE ENTERTAINMENT」MUSIC VIDEO

 昨年11月に発売された7thアルバム『THE ENTERTAINMENT』は、アーティストとしての宮野の進化・成熟を感じさせる一枚である。

 多くのタイアップ曲と新曲で構成されたこのアルバムは、多彩なジャンルに果敢に挑戦し、歌手としてのみならず作詞家としての実力も見せつけた。ソウルやR&Bといった彼のルーツ的サウンドは、程よくトレンドを取り入れながらより洗練されたものに進化を遂げている。アニメのタイアップ曲に関しても、彼の声質や表現力と作品の物語性を絶妙にシンクロさせることで、作品ファンの心をも掴み続けてきた。宮野の持つビート感や演技力はロックサウンドやポップスにも反映され、バンドサウンドとの相性の良さにもますます磨きがかかっている。

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