DXTEENはピュアさと青春感で共に成長していくグループへ 韓国の共同生活で生まれた6人の絆
INI、JO1を擁するLAPONEエンタテインメントからデビューを果たしたDXTEENへのインタビューが実現した。
『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』出演経験のある福田歩汰、大久保波留、寺尾香信、平本健と、途中から合流する形になった谷口太一、田中笑太郎からなる6人組だ。まだ結成して間もないが、本取材中は笑いの絶えない現場となった。その仲の良さの秘訣は、韓国での共同生活。異国の地で身につけたグループの絆で、どのようにシーンを切り開いていくのか。『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』終了からLAPONE BOYSになるまで、谷口、田中が加わってからデビューまでを振り返りつつ、今後の展望を語ってもらった。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
6人全員でデビューできる安心感が一番大きかった(谷口)
――まずは、デビューおめでとうございます。
一同:ありがとうございます。
――リアルサウンド初登場ということで、1人ずつ簡単な自己紹介と、アーティストを目指すようになったきっかけを教えてください。
福田歩汰(以下、福田):栃木県出身、20歳、メンバーカラーはイエロー。福田歩汰です。僕はもともとK-POPアーティストが好きで、初めてパフォーマンスを観た瞬間に、自分もこんな風にキラキラ輝いて歓声を浴びたいと思いました。ボーイズグループに夢を持たせてもらったので、自分もそういう存在になりたいなと思って、そこから興味を持ち始めて動画とかを見始めました。
大久保波留(以下、大久保):福岡県出身、18歳、メンバーカラーはピンク。えくぼの天使、大久保波留です。僕はジャニーズさんなど、ステージの上でキラキラ輝いてる人たちが好きで、幼い頃から真似をしていました。でも、自分がアーティストを目指すとは思ったこともなくて。そんな中で『PRODUCE 101 JAPAN』を観て、何も経験はないけれど、しっかり頑張れば僕もJO1さんみたいになれるんじゃないかって思って目指し始めました。
寺尾香信(以下、寺尾):広島県出身、19歳、メンバーカラーはグリーン。お寺の息子、寺尾香信です。僕は高校1年生のときの文化祭で友達に誘われて、初めてステージでダンスを踊ったのがきっかけです。そこでいろんな人から良かったよって言ってもらえたのがすごく嬉しくて楽しくて、この道に進みたいなと思いました。
平本健(以下、平本):兵庫県出身、18歳、メンバーカラーはブルー。DXTEENのやんちゃボーイ、平本健です。僕は、家族の影響でK-POPを聴き始めて、中学生の頃にBTSさんのライブを観に行ってその時に衝撃を受けました。ライブが終わったあとすぐ、お母さんに「アーティストになる」って宣言しました。
谷口太一(以下、谷口):奈良県出身、20歳、メンバーカラーはレッド。リーダー、谷口太一です。僕は中学生の頃にBIGBANGさんのライブに行って、そのステージを観た瞬間、いつかこんな大きいステージに立てたらなと思い、自然とアーティストになりたいと考え始めました。その後、韓国の芸能事務所で練習生としてレッスンを積み、DXTEENでデビューすることになりました。
田中笑太郎(以下、田中):山梨県出身、17歳、メンバーカラーはパープル。DXTEENの末っ子、田中笑太郎です。僕はもともとダンスをやっていて、小学校6年生の時からエイベックス・ダンスマスターでダンスのレッスンを受けていました。オーディションに挑戦して大きな舞台で踊るような機会もあり、その景色が忘れられなくてここにもう一度立ちたいなと思ってアーティストを目指しました。
――いよいよデビューとなりましたが、実感はありますか?(取材は3月上旬に実施)
谷口:こういう取材や撮影のスケジュールが入ってきて、徐々に実感が湧いています。
大久保:僕はデビューが決まってから、DXTEENという名前をもらって練習を続けていたんですけど、(デビュー発表の)記者会見があって、DXTEENって調べて僕たちの名前が出るようになってからは、本当にデビューするんだってしっかり実感しました。
平本:僕は多分、ステージでパフォーマンスする機会があったらまた改めて実感するのかなって思います。
――もともと大久保さん、寺尾さん、平本さん、福田さんが先にLAPONE BOYSとして4人で活動していました。そこから谷口さん、田中さんが加入して6人でのデビューとなったわけですが、この6人でデビューすると聞いた時はどう感じましたか?
谷口:僕は、デビューが正式発表されるまでは、自分が本当にこのグループに入れるのかなっていう不安もありました。なので、6人でデビューするって言われたときは安心しました。やっぱり6人で練習してきたので、あとから合流することになった笑太郎も含め、6人全員でデビューできる安心感が一番大きかったです。
田中:デビュー発表があったときに、自分がデビューできる嬉しさもあったんですけど、それと同時に1人でも欠けたら喜べなかったと思うので、この6人でデビューできるのが最高に嬉しかったです。
――練習生として6人で過ごす時間も長かったんですね。
田中:6人で共同生活をしていました!
平本:普通の練習生たちよりも長く一緒にいると思います。
田中:休みの日もみんなで遊んでいたので、デビューメンバーが1人でも欠けていたらどうなっていたんだろうっていう感じがしますね。
ファンの方に次会う時は、もっと大きい姿になって帰ってきたいと決めていた(大久保)
――ここからはさらに過去の話を振り返りたいと思います。大久保さん、寺尾さん、平本さん、福田さんは『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に出演していました。出演者の中には、別の事務所からデビューする方も少なくなかったと思いますが、LAPONEエンタテインメントの練習生として所属することにした決め手は何ですか?
福田:僕はデビューしたい気持ちはずっとあったんですけど、オーディションの時の自分はまだそういうレベルではなかったと思っていて。練習生として1から経験を積んでデビューする方が自分には合ってるのかなと思いました。実力もそうですし、人としても成長したかったので。
大久保:僕は、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』が終わってから、他の会社の方からもお声がけいただいたりもしました。もともと“プデュ”が終わったら諦めるつもりでしたが、アーティストをやりたいっていう気持ちはずっと残っていて。番組が終了した時にファンの方に次会う時は、もっと大きい姿になって帰ってきたいと自分の中で決めていたので、成長するためにLAPONEの練習生になりました。
寺尾:『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』が終了した時、波留と同じで、今回がダメだったらもう終わりにしようと思っていました。でも、やっぱりステージに立ったときの楽しさとか、ファンの方が応援してくれる姿を目にしたりすると、もう一回ステージに立ちたいなっていう気持ちもあって。そのために自分が一番成長できる場所を探した時に、たまたま声をかけていただけたこともあって、練習生として所属して頑張ろうって思いました。
平本:僕は番組に出演する前から他のオーディションも受けていて、でもコロナの影響で韓国に行けない状態が続いて……。全てのオーディションを辞退して番組に挑んでいたので、終了した時に、この先どうしていこうかすごく考えました。その時に事務所の練習生制度に声をかけていただいて、もう一度チャンスがあると知ってLAPONEに入る道を選びました。
――一般的な芸能事務所の練習生とLAPONEの練習生の一番違うところは『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の時からのファンの方が、みなさんのことをある程度知った状態で練習生としてレッスンを積む部分だと思います。YouTubeやSNSの反響を見てどう感じていましたか?
大久保:ファンの方が応援してくれている声はめちゃめちゃ届いていて。合宿中に個人的に悩んだりとか、実力がなかなか伸びないけどどうすればいいんだろうみたいな時も、ファンの方の応援があったから頑張れたので嬉しかったです。
福田:SNSでのコメントを見ると、番組終了から時間が経っても、ずっと僕たちを応援してくれている人がいることを感じられたというか。だからこそもっと頑張ろうと思えるし、早く会えるようにデビューを目指して頑張ろうと思いました。本当にすごくモチベーションになっていました。
寺尾:コメントとかに、「会いたい」というメッセージがあると、自分の活力になって。もっと頑張って早くデビューしてファンの皆さんに会いたいっていう、頑張る理由ができてすごく支えになっていました。
平本:僕はYouTubeなどのコメントや、ファンの方からのお手紙などいろんな形でもらったものを、ちょっと落ち込んでいる時や、月末評価の前に自分を元気づけるために読むと、すごく元気が出てきて。そこは本当にファンの方たちのおかげだなって思いました。
2人が入ってグループの雰囲気も良くなった(平本)
――一方で田中さん、谷口さんは後から合流する形になりました。不安はありませんでしたか?
谷口:元々いた4人のファンの方々にちゃんと受け入れてもらえるのかが一番心配でした。やっぱりどうしてもLAPONE自体『PRODUCE 101 JAPAN』からデビューしたグループの事務所という印象があると思います。その中で僕たち2人は番組に参加していないので、4人のファンの方だけではなく、JO1さんやINIさんのファンの方もどう思うのか心配でした。でも、これからの活動を通して僕たちをもっと見せていきたいなって思っています。
田中:心配だったのは僕も同じで、色々な意見があることを覚悟して所属したのですが、みなさんとても優しくて、僕たちを受け入れてくださったと思うので、本当に安心しました。
――4人は谷口さんと田中さんが入ることについてどう思っていましたか?
平本:僕はすごく嬉しかったですね。新しい風が入ってきたことで、チームの雰囲気も変わって、とても良い方向に行ったので。
福田:2人が来てくれて本当にチームが変わった感じがしました。雰囲気もそうだし、パフォーマンスもそうだし。より仲良くなった感じもして、本当に感謝してます。
大久保:6人で初めて踊った動画を見たときに、グループとしての形ができたなと思いました。そういうことを感じられたのは2人が入ってくれたおかげだし、私生活でもどんどんチームが一つになっている感じがして。自分を高めてくれる存在が新しく入ってきてくれて、もっと頑張ろうっていう思いが強くなりました。
寺尾:6人になったことによって、チームとしての仲も深まったと思うし、練習の時も普段も雰囲気が良くて一緒にいて楽しいというか、この6人でいられることが本当に毎日嬉しかったです。2人はダンスも上手くて、だからこそ僕ももっともっと頑張らないといけないなって思ったし、チームとしても、自分としても、変わるきっかけになったと思います。
――そのなかで谷口さんがリーダーを務めています。どうしてリーダーを任されたと思いますか?
谷口:僕がリーダーになったのは事務所の方に声を掛けられたからです(笑)。最年長としてしっかりグループをまとめてこれから引っ張っていってほしいと言われて、僕で良いのであればやらせてくださいと返事をしました。
――谷口さんはリーダーとしてどうですか?
谷口以外の5人:最高です!
大久保:6人の中で一番経験があるので、やっぱり頼りがいがあって。太一くんがリーダーでよかったなってよく思います。
平本:話し合いをしていてもうまく仕切ってくれて、みんなに話を振ってくれたりする視野の広さもあるし、他のメンバーを心配してくれたり、本当にリーダーとしてすごい人だと思います。
谷口:なんか恥ずかしい(笑)。でも正直に言うと自分がリーダーに向いているとまだ思ったことはなくて。まずは自分のやり方やスタイルを探しています。