SEVENTEEN、日本での初動も勢い感じるミニアルバム『FML』が首位に 適度な引き算とバランス感覚
収録されている6曲中、アグレッシブなのは上記2曲くらい。ほかの4曲はスタイルこそ様々だが、メロディアスな味わいに浸れるものばかりだ。メランコリックで厭世的な詞をやさしくやわらかなヒップホップソウルのサウンドにまとめた表題曲の「F*ck My Life」は思わずリピートしたくなるし、80’s調のエイトビートが印象的な疾走感あふれるポップソングの「Dust」も、シルキーなボーカルの質感が堪能できる一品。
インパクトの強い楽曲でハートを鷲掴みにするというよりも、適度な引き算とバランス感覚でファンの信頼にしっかりと応える。そんなクオリティがある意味たのもしく感じられるミニアルバムだ。最初は聴き流してしまっても、気づけばリピートしてしまいそうな安定感に満ちている。