Travis Japanメンバー分析:第2回 中村海人、マイペースな雰囲気の内に秘めた情熱 プロデュース力の資質も

 2022年10月28日、「JUST DANCE!」で世界配信デビューを果たしたTravis Japan。同年3月から「無期限アメリカ留学」の形で武者修行をした後に、デビューを掴んだ異例の経緯を持つ。5月15日に新曲「Moving Pieces」の配信リリースが決まり、勢いの増すTravis Japanの7人の魅力に迫りたい。第2回は、中村海人。

Travis Japan - 'Moving Pieces' Trailer -light ver.-

 中村は、メンバーの中では落ち着いたスマートさを持つように見える。一方で、穏やかな声やふんわりとした表情で、ファンからは「面倒を見たい」「養いたい」と言われる甘え上手なところが魅力だ。ところが、パフォーマンスになると一転。長い手足を生かしたパワフルでキレがあるダンスと、このメンバーで踊るのを心から楽しんでいることが伝わってくる表情で魅せるパフォーマンスが目を引く。

[+81 DANCE STUDIO] V6 - HONEY BEAT / Performed by Travis Japan

 中村は1997年4月15日生まれの26歳で、ダンスは小学校1年生の頃から習っていたという。2010年にジャニーズ事務所の先輩が出演するドラマを見てオーディションに応募。1度合格したものの少しして仕事に呼ばれなくなり、2度目の応募をして今に至る経緯を持つ。Travis Japanの宮近海斗と松倉海斗は同期で、「トリプルカイト」と呼ばれていて、運命めいたものを感じさせる。

 グループの中では演技の仕事が多いメンバーでもある。2022年には反町隆史主演のWOWOWオリジナルドラマ『今どきの若いモンは』に出演し、横文字を多用する若手エース社員役を好演。また、2020年のドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)では、フレッシュな新入社員の三田貴士役をオーディションで勝ち取り、連ドラ初レギュラー出演を果たす。どちらもスーツ姿の好青年役が板についており、これからも多くの作品で演技を見てみたいと思わせる。

 5月に発売する第2弾配信シングル「Moving Pieces」は、ジャスティン・ビーバーへの楽曲提供で知られる音楽プロデューサー・プーベアの書き下ろし。さらに、Travis Japan結成のきっかけでもあり、マイケル・ジャクソンらの振り付けで有名な振付師、トラヴィス・ペインが振り付けを担当。どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる。

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