tofubeats×kojikojiによる「LA・LA・LA LOVE SONG」カバーも話題に 久保田利伸、幅広いアーティストから支持される存在感
「LA・LA・LA LOVE SONG」は、BoA w/z SOUL'd OUT、三浦大知、EXILE(ATSUSHI、NESMITH)、絢香、赤い公園、Nissy、スキマスイッチなど数多くのアーティストにカバーされていることでも知られている。シンガーソングライター、ラッパー、バンドなど幅広いミュージシャンに支持されている理由はもちろん、この楽曲に時代を超えた音楽性が備わっているからだ。「LA・LA・LA LOVE SONG」のサウンドの核が90年代のUS・R&Bであるのはまちがいない。しかしそれは単にトレンドを取り入れただけではなく、ブラックミュージックに対する深い造詣に裏打ちされているのだ。時代性と普遍性。この二つを両立させていることもまた、久保田利伸が35年以上に渡って高く評価され、音楽シーンの第一線で活動を続けている理由だろう。宇多田ヒカル、MISIAがデビューした1998年の10年以上前から、常に最先端のR&Bと同期し、タイムリーにしてタイムレスな音楽を提示してきた久保田利伸。その存在は“KING of J-R&B”と呼ぶにふさわしい。
2023年5月には『Bossa & Lovers Rock Night II』の開催が決定。コロナ禍の2020年にBlue Note Tokyoで初めて行われたこのライブは、久保田がこよなく愛するボサノバとラバーズロックに特化した内容で、ファンキーでソウルフルなスタイルとは一線を画すステージが繰り広げられた。今回はBlue Note Tokyoのほか、名古屋、大阪での公演も。「歌をじっくりと味わえる、やわらかく心なごむ空間と時間を届けたい」という思いに貫かれたステージで久保田は、さらに奥行きを増したボーカルを聴かせてくれるはず。そう、久保田利伸は現在も、アーティスト/シンガーとして自らの音楽性を進化させ続けているのだ。
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