稲垣吾郎、森且行選手の復帰に「ずっと心配していた」 主演舞台『サンソン』では佐藤寛太とワイントークも

稲垣吾郎、森且行の復帰にコメント

 稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が、4月14日より東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて開幕する。上演初日を前に、本日13日にはマスコミ向けのゲネプロが行われ、囲み取材に稲垣吾郎、大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太が登壇した。

稲垣吾郎
稲垣吾郎

 18世紀フランスに実在した死刑執行人 シャルル=アンリ・サンソンの実話をベースに、脚本を劇団☆新感線の中島かずき、演出を白井晃、音楽を三宅純が手がける同作。2021年にも上演されたが、新型コロナウイルスの影響で中断、大阪公演の中止を余儀なくされていた。

大鶴佐助
大鶴佐助

 演出を手がける白井は“再始動”を掲げており、そのことに稲垣は「(2年前は)数日間で終わってしまって、悔しい思いをして。またこうして動き出していることに嬉しく思っています」と感慨深そうに答えた。2020年上演の舞台『木下グループ presents No.9 -不滅の旋律-』に続く、稲垣と白井のタッグであり、「細部にもこだわっていて、観ている人の心にも記憶にも刻まれる深い素敵な作品に仕上がっている」と稲垣は白井が創る舞台芸術を推奨する。

佐藤寛太
佐藤寛太

 「吾郎さんにとって舞台とは?」という質問に稲垣は少し考えた後、「自分が一番自分らしくいられる場所というか、無理もなく違和感もなく、自由でいられる場所」と答えた。新しい地図としてステージに立つことも、ドラマや映画へ出演することもある稲垣は、「いろんなエンターテインメントでやらせてもらっていますけど、どうしても違和感を感じること、迷いを感じることってある。それも必要だと思うんですけど、舞台に関しては素直に、自由でいられる自分の場所」だと答えていた。

崎山つばさ
崎山つばさ

 稲垣のほかにも、大鶴はサンソンの手で処刑されるルイ16世、崎山はチェンバロ職人でありサンソンと共にギロチンの開発に携わるトビアス・シュミット役、佐藤は父親殺しの罪を背負うも処刑を免れ、ギロチンの開発に携わるジャン=ルイ・ルシャールを演じる。「プライベートの話はあんまり……」と冗談混じりの稲垣に、すかさず佐藤が「ワインの話とかしたじゃないですか! どこの産地、品種が好きか」と話に入る。劇中ではサンソンとルイ16世の関係性が、見方によればラブストーリーでもあると稲垣が明かし、そんな設定も踏まえて稽古では大鶴とも仲睦まじくしているのだと笑みを浮かべていた。

 会見中には先日、落車事故から復帰を果たしたオートレーサーの森且行選手の話題も。「若い時に一緒に頑張ってきた仲間なので素直に嬉しいですし、実際にお会いしておめでとうを伝えたいですね」「ずっと心配していたんですけど、復帰できてよかった」と稲垣はエールを送り、頻繁には連絡をしないという森に「心では繋がってますし。この芝居も観にきてほしいですね」とメッセージを伝えていた。

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