山口陽世&森本茉莉、先輩となって覚醒したバラエティ力 日向坂46の新たな広がりを担う“同じ誕生日の19歳コンビ”
2月23日に同じ誕生日で19歳を迎え、当日SHOWROOM配信も行った三期生の山口陽世&森本茉莉。本稿では、四期生加入をきっかけに、先輩としてますますキャラクターが開花し始めている“山本コンビ”の2人に注目したい。
鳥取県出身の山口陽世と東京都出身の森本茉莉は、2018年の『坂道合同新規メンバー募集オーディション』に合格するもグループへの配属には至らず、1年以上にわたって坂道研修生としてレッスンを受け、2020年2月16日に髙橋未来虹と共に日向坂46に加入。先に加入していた上村ひなのと合流し、現在日向坂46の三期生として3周年を迎えている。
野球少女として知られる山口はカラッとした性格の持ち主で、妹が兄に対するかのようなやんちゃさを見せたり、鋭いツッコミを自然とできる一面が、先輩メンバーからも可愛がられている。一期生の東村芽依や潮紗理菜とバッティングセンターに行ったり、二期生の丹生明里とはゲーム仲間として親友のような関係性だったりするなど、最近は先輩との交流も積極的だ。また、クールに見えてバラエティに一生懸命なところや、ライブでは小柄な体を目いっぱいに使って楽しそうにパフォーマンスしてみせるなど、グループ活動においても新たな魅力を発揮している。
特に、丹生に次ぐ日向坂のゲーマーとして『有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)に出演したり、パワプロ・プロスピ公式YouTubeチャンネルの『【2022】eBASEBALLプロスピAリーグ 開幕直前特番/スピリーグ』に佐々木久美や乃木坂46&櫻坂46メンバーと共に出演するなど、ゲーム関連番組に続々と登場。また、四期生として新たに加入した平尾帆夏が同じ鳥取県出身ということもあって、NHK鳥取が2人を特集取材し、『いろ★ドリ』内で山口がナレーションを担当することになるなど、地元を代表するアイドルとしても注目を集めている。
一方の森本は、「幸配」という独自のモットーを掲げて中毒性あふれる笑いを生み出し、バラエティ面では昨今特に注目度の高いメンバー。その覚醒のきっかけは、卒業したばかりの二期生・宮田愛萌との関係性だろう。もともと三期生の中でも一歩引いた印象で、先輩とコミュニケーションを取ることも苦手だったと本人も話しているが(※1)、そんな森本と宮田が接近し、“MM姉妹”としてメディアに登場する機会も増えていく中で、徐々に森本のポテンシャルが開花。そして昨年9月の宮田の卒業発表をきっかけに、自立しなければという責任感とともにバラエティスキルが覚醒したように思う。
森本が生み出す“一線を画した笑い”が知れ渡ったのは、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)の企画「真夜中の懺悔大会」にて、兄の貯金箱からこっそりお金を抜いていたという過去のエピソードを明かし、懺悔の印としてタライ落としを受けた回だ。この活躍を起点に、『ぺこぱポジティブNEWS』や『チョコプランナー』(ともにテレビ朝日)などに立て続けにソロ出演。『ひなあい』MC・オードリー 春日俊彰の“最近気になるメンバー”に名前が挙がるほど、日向坂バラエティ班の要になりつつある。