BE:FIRST JUNON、「Boom Boom Back」で見せつけた歌唱力 テクニカルなボーカルで楽曲を彩る
JUNONはこれまでの楽曲においても、BE:FIRSTを歌の面で牽引してきた。さらりと難しいテクニックを混ぜたり、どんなに重いビートの上でも美しい歌声を響かせたり、その声でBE:FIRSTの楽曲を彩ってきたことは間違いないだろう。だからこそ、サビや目立つパートを担当することも多かった。そして「Boom Boom Back」においても彼の歌唱力がよくわかるパート、フックとなり得るパートを担当している。歌唱力がわかるパートは多々あるのだが、例を挙げてみると1番のBメロ〈遠い夢だと ねぇどうぞ笑ってよ もう叶え方なら知っているから〉の部分。さらにパワーアップした抜けるようなハイトーンボイスが美しいのはもちろんなのだが、表現力にも感服だ。前半の〈遠い夢だと ねぇどうぞ笑ってよ〉ではファルセットを使いながらどこか脱力感が感じられる歌い方をしており、「遠い夢だ」と言ってくる相手に対してうんざりしているような気持ちが伝わってくる。しかし、その後の〈もう叶え方なら知っているから〉では1音1音をはっきり当てにいくような歌い方。ここでは、夢を叶えるための自信と術をすでに手にしており、口うるさい外野と同じステージには立っていないと宣言をしているのかもしれない……と、JUNONの表現を聴くと、つい様々な考察をしてみたくなってしまう。
また、ブリッジ終わりからラスサビにかけても担当。ブリッジ終わりで得意のハイトーンをしっかり聴かせた後、ラスサビの後ろでフェイクを入れたり、〈And you'd better watch your back〉で高音パートを歌ったりしている。これらのパートは繋がっていることもあり、耳がJUNONの声を追ってしまうというまさに“美味しいパート”と言えるだろう。
すでにMVは240万回再生(2月16日現在)を突破している「Boom Boom Back」。BE:FIRSTの新たな一手は、どんなブームを巻き起こしていくのだろうか。〈頂上だけ目掛け 遊び尽くせ 全て掴むまで We never go back〉、まだまだBE:FIRSTは止まらない。
※1:https://befirst.tokyo/discography/
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