J.Y. Park、NiziUとの師弟共演に向けてメッセージ 「60歳になってもダンス歌手を続ける」という夢への思いも明かす

 NiziUやTWICEなど数々のグループを生み出し、NiziUの「Make you happy」「Step and a step」なども手がけてきたJ.Y. Park。ソロ歌手としても活動を続ける彼が、1月28日・29日に横浜・ぴあアリーナMMにて単独公演『J.Y. Park CONCERT 'GROOVE BACK' IN JAPAN』を開催する。

 そのコンサートを前に今回、日本のメディアに向けて取材会が行なわれた。J.Y. Parkの提供したNiziUの楽曲も一緒に披露する構想があるという同公演。J.Y. Parkがコンサートにかける想いやオーディション『Nizi Project』から大きく成長したNiziUにかけたい言葉など、さまざまなことを語ってくれた。(市岡光子)

『Nizi Project』を終えてから日本での反響に変化

——単独での日本公演は7年ぶりです。前回、NHKホールで行ったコンサートの思い出を教えてください。

J.Y. Park:公演の終盤に私と観客が1つになったと感じた瞬間があったのですが、それがとても記憶に残っています。私のファンは年齢層の高い人も多いので、ライブ中もリアクションすることに対してみなさん照れがあるのではないかと思っていました。でも、最後の曲に向かっているときなど、多くのファンがリアクションしてくださって。会場との一体感を感じることができました。

——その7年前のコンサートから比べると、2020年の『Nizi Project』などを経て、日本でのJ.Y. Parkさんの知名度はかなり上がっているように思います。今回の日本公演では、リアクションもさらに大きくなることが期待できるのでは?

J.Y. Park:おっしゃる通り、『Nizi Project』を終えてから、日本で街を歩いているとファンの方に声をかけていただくことが増えたように思います。街中でもこんなに知られるようになったのだから、コンサート会場ではファンのみなさんがどんなリアクションをしてくださるのか、やはり期待はありますね。

——今回の公演で、日本のファンに楽しんでほしいポイントはありますか?

J.Y. Park:今回の日本公演は、日本のファンのみなさんのために真心を込めて準備しています。セットリストも韓国公演から9曲を入れ替えて、練習を一からやり直しました。日本のファンのみなさんのために行うコンサートがどんな内容になるのか、ぜひ楽しみにしてくださったら嬉しいです。

——入れ替えた9曲の中には、J.Y. Parkさんの敬愛するKUWATA BANDのカバーなども入るのでしょうか。

J.Y. Park:もちろん。私がミュージシャンとして成長する過程で大きな影響を受け、本当に大好きな日本のアーティストの楽曲をカバーしようと思っています。桑田佳祐、チェッカーズ、安全地帯、久保田利伸、マッチ(近藤真彦)など、80年代の日本のアーティストからは本当にたくさんの影響を受けました。

——今回のコンサートでは、NiziUとの共演も実現します。NiziUは昨年末、日本の女性アーティスト史上最速記録で東京ドームの舞台に立つなど、国内で大きな人気を集めていますが、J.Y. Parkさんとしてはこの状況は予想していましたか?

J.Y. Park:いえ、全く予想していませんでした。日本の新人グループは時間をかけてスターへの道を歩むものですし、海外のプロデューサーが日本のアーティストを手がけることについて、日本のみなさんからどう受け止められるかについては未知数な部分が大きいと考えていました。だから、NiziUは手堅くプロデュースできればいいなと思っていたんです。

——そんなNiziUとの“師弟”共演については、どう感じていますか?

J.Y. Park:「誇らしい」「よくやった」という気持ちを最も強く感じています。2PMやWonder Girlsといった私がプロデュースを手がけるほかのグループと共演したときも、同じ気持ちになりました。とはいえ、もうこれからはNiziUのメンバーとも「同僚」です。新人グループとプロデューサーという立場を超えて、同じアーティストとしてステージに立つという気持ちを彼女たちにも持ってほしいです。そして、ファンのみなさんには、デビュー前から応援しているNiziUがついにJ.Y. Parkと同じステージでパフォーマンスをするところまで来たのだという感動を届けられたら嬉しいなと思います。どんな分野であったとしても、先生が自分の教えた弟子と一緒になにかをやることになったときには、きっと同じ感慨をもつだろうと思います。

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