HiHi Jets、美 少年、少年忍者ら出演 ジャニーズの歴史がぎゅっと詰まった『JOHNNYS' World』の魅力
2012年の初演以来、数多くのジャニーズメンバーによって引き継がれてきたミュージカル『JOHNNYS' World』。今年も元日から東京・帝国劇場で『JOHNNYS' World Next Stage』として上演されている。1月7日には音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)に全キャスト50人が堂本光一(KinKi Kids)の演出で出演。本稿ではこれまでの歴史に加え、関東ジャニーズJr.をけん引するメンバーが出演してきた同作の魅力について着目してみたい。
ジャニーズイズムの継承の場となってきた伝統のミュージカル
『JOHNNYS' World』はジャニー喜多川が作・構成・演出を手がけたミュージカルで2012年に帝国劇場で幕を開けた。ジャニーズファンからは“ジャニワ”と呼ばれ愛され続けている作品である。ジャニーズ事務所所属のタレントが数多く出演し、ダンス、歌、芝居に加え、フライングや太鼓、アクロバットなどジャニーズの代名詞とも言える演目が凝縮されたエンターテインメントショーは時代とともに内容をブラッシュアップしながら現在に至っている。
同作品はデビュー組のみならず、ジャニーズJr.から選抜されたメンバーが出演することでも知られており、King & Prince、Snow Man、SixTONES、Travis JapanのメンバーらもジャニーズJr.時代に出演している。『JOHNNYS' World』の進化版として公演された2016年の『JOHNNYS' Future WORLD』ではデビュー前の平野紫耀(当時Mr.KING)が座長を務め、博多座では最年少座長、梅田芸術劇場では男性最年少座長の記録を更新したことでも話題となった。以来2020年の『JOHNNYS' IsLAND』までKing & Princeのメンバーが出演、また2022年の『JOHNNYS' IsLAND THE NEW WORLD』は滝沢秀明が演出を手がけ、出演するジャニーズJr.68人全員が主役という異色のキャスティングも話題となった。同作はHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者、Jr.SP(現SpeciaL)と、現在も活躍中の人気ユニットメンバーが中心となり、13月にユートピアを探し求めるというストーリーでジャニーズイズムを継承した。