稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、大先輩の郷ひろみ迎えてホンネトーク 豪華ゲストと遊び尽くした2023年元日の『ななにー』

 2023年1月1日、今年も稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2 新しい別の窓 #58』(ABEMA、※以下『ななにー』)がオンエアされた。“元日といえば『ななにー』”そんな流れが定着してきた5回目の元日放送。お正月らしい豪華なゲストたちと遊び尽くし、涙が出るほどビッグな初笑いを届けてくれた。

 やはりハイライトは、3人の大先輩である郷ひろみの登場だ。これまでリリースしてきた108作を数えるシングルのジャケット一覧を前に、まずはホンネトークからスタート。近所の人が履歴書を送ったオーディション会場でジャニー喜多川氏から声をかけられた話、「Let’s Go!ひろみ」の掛け声から「郷ひろみ」の芸名がつけられた話、そして約100曲にも上る候補曲から新曲をセレクトしている話……と、貴重な話が次々と明かされる。

 デビュー50周年。ここでは語り尽くせない様々なことがあったに違いない。幸せな時間も、そして同じくらい大変なことも……。それでも変わることなく“郷ひろみ”として50年活躍し続けた。その気概が「スーパースター」と呼ばれる所以だろう。それは同じように長年、どんな逆境にも屈せずアイドルとして輝き続けてきた3人にも共通するところ。

 そんな万感な思いに浸っていると、郷ひろみのものまねをする芸人が3人やってくる。そして本人を含めた4人で「2億4千万の瞳」の名フレーズ「ジャパーン!」を覆面で披露し、草彅、香取が当てるというのだ。ずっと聞き続けてきた郷ひろみの「ジャパーン!」。“間違えるわけがない”と聞き耳を立てたのだが、4人目まで聞き終えても違和感満載だ。

 「やってますね、これ」(草彅)、「郷さん、やってんなー!」(香取)と困惑する2人。郷ひろみが“郷ひろみのものまね”っぽく寄せるというまさかの展開に、MCを務めた稲垣は涙を拭って笑いをこらえる。

 そんな郷ひろみの想像以上のサービスマインドに驚かされていると、続いて巨大バルーンでおなじみの“風船太郎”にもなってくれるという。大先輩のバラエティ根性を前に、体を張った企画に消極的な稲垣も辞退するわけにはいかないと、トライすることに。

 白いバルーンに身を包み、稲垣×EXITのりんたろー。、草彅×キャイ~ンのウド鈴木、香取×EXITの兼近大樹、そして郷ひろみ×みちょぱ(池田美優)のチームに分かれてチャレンジしていく。ぽよんぽよんとしたバルーン姿の可愛らしさに対して、その格好での移動は思っていた以上に体力勝負のようで、郷ひろみの口からは「紅白(歌合戦)で走るよりもキツイ」なんて言葉も飛び出す。

 さらに、必死の形相で動いた香取がゴール直前で割れたり、みちょぱのバルーンがみるみるしぼんで小さくなってしまうなど、ハプニング続きで笑いが起こった。2022年の『ななにー』でも、こうした生放送らしいハプニングを楽しむチャレンジコーナーが多く見られた。それが成立するのは、きっと毎月7.2時間の生放送を積み重ねてきた結果かもしれない。

 一発勝負が成功する“持ってる”展開になるのはもちろん、逆に失敗してしまったとしても3人の対応力と『ななにー』ファミリーのチームワークで楽しい思い出にすることができる。そう安心できる穏やかな空気が、2023年の元日放送からも感じられた。

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