King & Prince、『紅白』でのパフォーマンスに寄せる期待 直近の音楽番組で届けてきた心弾むステージの数々
年末恒例の音楽特番が相次いで放送されるなか、King & Princeも様々な楽曲を披露した。大晦日には『第73回NHK紅白歌合戦』への出演も控えている。そこで、直近の音楽番組への出演を振り返りながら、King & Princeのパフォーマンスの魅力にフォーカスしてみたい。
12月19日放送『CDTVライブ!ライブ!クリスマス4時間SP』(TBS系)では、なにわ男子と共にクリスマススペシャルメドレーと題してオープニングを華々しく飾った。クリスマスカラーでもある揃いの赤いスーツ姿で登場した5人は、まず「君とメリークリスマス」を披露。オープニングにふさわしい笑顔に溢れる、心弾むステージで番組を盛り上げた。続いての「Lovin’ you」ではステージを一段降りて、今度は動きのあるパフォーマンスに。岸優太の柔らかい歌声に続いて、平野紫耀は渋さをまとった歌声で包み込むように歌い上げ、少し目を細めた。神宮寺勇太は微笑むようにして、〈運命の人〉という歌詞とリンクさせて指でハートマークを描く。髙橋海人も同様に〈あのまぶしい笑顔を〉と歌いながら自身も優しい笑顔を、永瀬廉も少し照れくさそうに〈君じゃなきゃダメなんだ〉とストレートに届ける。5人のボーカルがよく響き渡る歌割りで、大人っぽい雰囲気がありながらも、スイートでキラキラとした世界観を演出した。
また番組後半ではグリーンのスーツ姿で登場し、最新曲「ツキヨミ」を披露。先ほどとは雰囲気をがらりと変え、ミステリアスな世界観へ誘う。大胆なフォーメーションチェンジに、キレと疾走感に溢れるダンス。サビ前の岸のソロパートではどっしりとした力強さも見せ、サビの高まりへとつなぐ。歌詞に乗せた感情とリズムを細かく掬い上げ、全身で表現していくKing & Princeの5人。激しく揺れるジャケット、妖しげな照明の演出も手伝って、情熱的なステージでその場を圧倒した。前半と後半でそれぞれクリスマスを意識したような華やかな衣装と共に、特別なステージを見せてくれた。