8LOOMメンバー分析 第5回:桧山竜星=森愁斗、甘えん坊な内面と安定したパフォーマンスのギャップ
そんなリュウセイを演じているのは、森愁斗だ。森はEBiDANの内のダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSの一員、SHOOTとして活動中。BUDDiiSでも8LOOMと同じように歌とダンスをメインに担い、ファンを魅了し続けている。さらに実の兄の森英寿とともにYouTubeチャンネル『もーりー【アホと弟】』を開設し、56万人以上の登録者数を有していたり、フォロワー数140万人以上を誇るTikTokerであったりと、マルチな活躍を見せている。そんな森だからこそ、リュウセイとしてのパフォーマンスでもかなりの完成度の高さを誇っている。8LOOMとしても「君の花になる」のブリッジ部分では綺麗な高音を披露したり、「Melody」ではタカラと2人でダンスパートを担当したりしており、いずれも高いパフォーマンススキルがあることがわかるはずだ。
一方でドラマ出演は今作が初。ドラマスタート時「これから俳優の道にも進んでいきたいと思っていた」(※1)と語っていたこともあり、演技初挑戦とは思えないほどの熱演を見せている。特に先述した5話でタカラに寄り添うシーン。弾に代わってリーダーを務めることとなったタカラは気負いすぎてしまい、ライブ直前に全治2週間の怪我をしてしまった。不甲斐なさを吐露するタカラと話しているシーンは、心から心配しつつもタカラをリスペクトする様子が伝わってくる。さらに、タカラと弾の言い合いを仲裁する場面でも、目に涙を溜めて声を震わせつつ「弾もタカラもダメダメじゃないから。いくら本人たちでも悪口許さないから」とピシャリ。続けて「8LOOMはみんな最高、最強のグループだから」と熱く語る様は思わず涙を誘われた。と同時に、森の役者としての可能性の高さを感じた瞬間でもあった。
持っている雰囲気に関しても森とリュウセイはどことなく通ずる部分がある。兄とのYouTube動画やドラマの裏側に迫ったバラエティ番組『8LOOM ROOM〜君花アフターパーティー〜』を見てみると落ち着いた的確なトークやツッコミを繰り広げつつも、時折甘えたようなキュートな様子を見せることも。このギャップも森の魅力の一つだろう。パフォーマンス、演技、素顔のギャップなど、多くの魅力を持つ森。この先も様々な分野でより一層の活躍を見せてくれることは想像に難くない。
※1:https://realsound.jp/movie/2022/09/post-1131778.html
■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本:吉田恵里香
プロデューサー:黎景怡、宮﨑真佐子
演出:坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kiminohananinaru_tbs/
公式Twitter:@kimihana_tbs
公式Instagram:kimihana_tbs
公式TikTok:@kimihana_tbs
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