SAKURA(宮脇咲良)、WONYOUNG……IZ*ONE出身メンバーが牽引 2022年注目グループ IVEとLE SSERAFIMの共通点
SAKURA、WONYOUNGらがグループにもたらすもの
本稿の冒頭でも言及したが、IVE、LE SSERAFIMともにデビューから1年以内のグループにもかかわらず、すでに世界の各種チャートにランクインしている。直近の実績を見てみると、IVEは3rdシングル『After LIKE』で発売以降10週連続の米ビルボードチャートインを達成。2ndシングル『LOVE DIVE』も29週にわたってチャートインし、今年のK-POPガールズグループの中でチャートインの最長記録をつくった(※4)。LE SSERAFIMも2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』が米「Billboard 200」で初登場14位にランクイン。デビュー半年での「Billboard 200」登場はK-POPガールズグループの歴史上最短記録だという(※5)。
両グループがこのように破竹の勢いで活躍している背景には、やはり元IZ*ONEメンバーの功績が大きいと考えられる。IVEではWONYOUNGがそのカリスマ的な人気でグループの知名度拡大とファン獲得に貢献し、YUJINは自身のスキルを活かして、デビュー前からパフォーマンス力の向上に積極的に関わってきた。先日NHKで放送された『SONGS+PLUS』でも、YouTube用のダンス動画撮影にあたって、YUJINがモニターをチェックしては細部のズレを調整しながら何度も撮影に臨む様子が映されていた。
LE SSERAFIMでは、KIM CHAEWONがリーダーとしてパフォーマンスも含めてグループを牽引。最年長メンバーであるSAKURAとともに、これまでの経験をメンバーに伝えながら、最高のステージを目指してパフォーマンスの完成度を高めている様子が『SONGS+PLUS』や過去のインタビューから窺えた(※6)。また、SAKURAは日韓で3度のデビューを経験、芸能活動歴が最も長いメンバーでもある。さまざまな苦労や努力を重ねてきた彼女だからこそ、精神的支柱としてグループを下支えしている。
ここまで見てきたように、IZ*ONEで活躍した4名はその経験を活かし、グループの活動に大きく貢献している。世界で戦うことの厳しさやグループとしてのパフォーマンス力の大切さを知っているからこそ、現グループでさらなる高みを目指して活動し、その姿が他メンバーにも良い影響を与えて、グループの魅力を高めることに繋がっていると言えるのではないだろうか。
※1:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202211070000998.html
※2:https://www.youtube.com/watch?v=08pdEiOkJso(筆者訳)
※3:https://m.post.naver.com/viewer/postView.naver?volumeNo=31608128&memberNo=25831870
※4:https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=62687?pageID=2
※5:https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2204764
※6:https://magazine.weverse.io/article/view?lang=ja&num=395
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