King & Prince「彩り」から感じる“なんでもない日常”のあたたかさ 両A面曲「ツキヨミ」と対照的なメンバーの表情

 ずらりと並ぶアクリル絵の具、なにやら絵の構成を練っている様子の髙橋海人。大きなキャンバスに描いたのはーー。

 11月9日リリースのKing & Princeの11thシングル『ツキヨミ / 彩り』表題曲の一つ「彩り」のMVが、10月17日に公式YouTubeチャンネルで公開された。動画再生数は、1週間ほど経った現在までに200万回を突破している。楽曲は大切な人との思い出、そして伝えきれないほどに溢れてくる思いを歌ったラブソング。10月15日からスタートした髙橋主演ドラマ『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)の主題歌に起用されており、物語に彩りを添えている。

King & Prince「彩り」YouTube Edit

 MVの始まりは、真っ白なキャンバスに向き合う髙橋からスタートする。そこへメンバーがやってきて、一気に賑やかな雰囲気に。手土産を持ってきた様子の岸優太。律儀さはここでも健在だ。神宮寺勇太と平野紫耀が近づくと、絶対に見せないと言わんばかりに拒む髙橋。その後ろでは、永瀬廉がツッコミをいれるようにして岸と談笑する。続いて、岸がジュースとともに観葉植物をを運んでくると、すかさず植物を手にし、岸のボケにノリ良く応じる平野。……と、そんなメンバーのわちゃわちゃとした様子を逃さず捉える髙橋。何かを思いついた様子で表情を変え、カメラを手にする。

 そこからカメラに映るメンバーは、心を許した人だからこその距離感で、朗らかな表情を見せる。その後も永瀬や平野が代わる代わるカメラを構えては、メンバーの姿を収めていく。どの場面もまるで5人の会話が聞こえてくるような臨場感で、これも全員がドラマや映画、舞台といった演技の場で培ってきたものが活きているのだろう。

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