日向坂46、ENHYPEN、A.B.C-Z、大森靖子、CHiCO with HoneyWorks……10月26日リリースの新譜5作をレビュー

大森靖子『超天獄』

 「アルティメット♡らぶ全部」(ドラマ『来世ではちゃんとします2』主題歌)、「ひらいて」(映画『ひらいて』主題歌)、〈本編はこれから〉というラインを突き刺す先行配信曲「前説ADvance」などを含む、約2年ぶりのオリジナルアルバム。コロナ禍の2021年に100本以上のライブを行い、プロデュースや楽曲提供なども精力的に継続してきた彼女は、この作品でも天井知らずの創作意欲をさく裂させている。〈同じくだらない今日を 価値ある風にするカルチャーは猛毒〉(「VAIDOKU」)など、ワンフレーズで現代を射抜く言葉の力、艶めかしさ、毒々しさ、愛らしさを兼ね備えたボーカルはやはり唯一無二。オルタナ、ジャズ、フォークなどを自在に取り込んだsugarbeansのアレンジ能力にも注目してほしい。(森)

大森靖子『前説ADvance』Music Video

CHiCO with HoneyWorks『iは自由で、縛れない。』

 10代から絶大な支持を集めるクリエイターユニット CHiCO with HoneyWorksが、4thアルバムをリリース。約2年ぶりのアルバムとなる本作には、「ヒミツ恋ゴコロ」「鬼ノ森」「醜い生き物」「冒険のVLOG」「我武者羅」「ビビっとラブ」といったアニメや映画の主題歌、テーマソングに起用されたシングル曲を一挙収録。またアルバムの冒頭を飾る疾走感あふれるロックチューン「リベンジゲーム」や、ままならない恋心を綴ったミディアムバラード「あなたは恋をしてない」などの新曲4曲に加え、HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・可憐なアイボリーの「ハンコウ予告」のカバーも詰め込んだ盛りだくさんの内容となっている。どの楽曲も耳馴染みが良くキャッチーであるのはもちろん、歌詞や世界観にも若い世代の共感を呼ぶ“青春”的キーワードが散りばめられ、まぶしい輝きを放っている。(渡部)

ハンコウ予告/CHiCO with HoneyWorks

日向坂46「10秒天使」はこの4人でなければならなかった 各方面で飛躍する“パン工場”メンバーたち

10月26日に発売される日向坂46の8thシングル『月と星が踊るMidnight』に収録される「10秒天使」のMVが3日に公開さ…


ENHYPEN、初のワールドツアーで語るメンバーへの想い 「この7人でデビューできて良かった」

グローバルな人気を誇る7人組ボーイズグループ・ENHYPENのワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIF…

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