A.B.C-Zメンバー分析 第3回:戸塚祥太、舞台を中心に磨き上げた豊かな感性 まわりを引き込む独自の世界観
こうして多くの作品に携わってきた戸塚。自身の感性に刺激を与え続けてきたことが、現在の彼の豊かな感性に繋がっているとも言えそうだ。というのも、戸塚の端正な顔立ちは「正統派ジャニーズアイドル」といった佇まいだが、中身はいい意味で一番ジャニーズらしくないのかもしれない。その独特の世界観に、つい目を奪われる人も多いはずだ。
例えば、Twitterの投稿。ジョン・レノンの誕生日である10月9日には、「Happy Birthday JOHN!!!」という言葉とともに「Get Back」と思われるメロディをギターでかき鳴らしている姿を投稿。あるときは、1人で“ツイストコンテスト”なるものを開催して、自動的に優勝してみたり。海外アーティストや曲名、洋画のタイトルに掛けたツイートをしてみたり。その姿たるや、フリーダムなロックミュージシャンさながらである。さらに、2月にリリースされたベストアルバム『BEST OF A.B.C-Z』に収録されているソロ曲「星が光っていると思っていた」も、“戸塚節”全開。自身が作詞作曲(作曲は清水哲平との共作)を手掛けている同曲における後半の畳み掛けるような語りの部分には、思わず引き込まれるはずだ。まだ聴いたことのない方はCD、もしくはこの先発売されるであろう10周年ツアーのDVDをチェックしてみてほしい。
演技、パフォーマンス、センス、あらゆる方面において見る人の目を引く戸塚。確固たる仕事ぶりを見せつつも自身のセンスをしっかり盛り込める彼こそ、表現者と呼ぶにふさわしいのかもしれない。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2046891/
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