SixTONES、何度でも楽しめるライブ映像作品の工夫 ビジュアルコメンタリーから見つかる新しい視点

 SixTONESのライブBlu-ray&DVD『Feel da CITY』が9月28日に発売され、オリコン週間DVD/Blu-ray Discランキングおよび週間ミュージックDVD・BDランキングで初登場1位を獲得。これまでの3作連続記録を更新した(※1)。

SixTONES –「WHIP THAT」from LIVE DVD/BD「Feel da CITY」(2022.1.6 YOKOHAMA ARENA)

 リリース発表後、7月にはタワーレコード独自のウィークリー予約数で第1位を獲得(※2)したほか、発売に先駆けてYouTubeで公開した『SixTONES –「WHIP THAT」from LIVE DVD/BD「Feel da CITY」(2022.1.6 YOKOHAMA ARENA)』が音楽動画の週間再生数ランキングでも、92万再生でTOP5をマーク(※3)。10月6日現在までに200万再生を突破している。こうした数々の記録を打ち立てた彼らの映像作品の魅力は本編はもちろん、特典映像にもある。

 本作のライブBlu-ray&DVDには通常盤と初回盤が設けられ、それぞれ異なる特典映像を収録。通常盤にはリハーサルの様子や楽屋での一コマ、メンバーそれぞれのコメントなど、舞台裏が収められた『DOCUMENT "Feel da CITY"』が。初回盤には、宮城公演で披露した「Gum Tape」「FASHION」「わたし」のステージに加えて、『メンバーによる「Feel da CITY」ビジュアルコメンタリー』が収録されている。特典映像のなかでもこのビジュアルコメンタリーが、本編をさらに面白くするスパイスのようで、もう一回、二回……と本編映像を繰り返し観たくなるのだ。

 ビジュアルコメンタリーにはメンバーが揃って登場し、本編を初めて観る様子が収められている。購入者に向けた特典映像のため、具体的な内容の記述は避けるが、彼らが映像作品として客観的に観た反応、要所要所で語られるセットリストや舞台裏でのやりとりなどの制作秘話など当時の心境や出来事を細かく、それも本人たちの言葉で聴けるのはこの映像ならではだ。

 また、通常盤のドキュメンタリー映像では、ライブ開始前の様子やメンバーの想いなどが収められ、いま観ても楽しめるのはもちろんのこと、2022年の記録として数年後に振り返るのも楽しみだ。カメラがメンバーの近くに寄ることも多く、衣装の素材や質感をわずかながら目にすることができるのも嬉しい。

 半年間に及ぶ、デビュー後初めて完走したツアー。これらの映像は彼らの活動のほんの一部に過ぎないが、少しでも裏側に触れることで、より一層ライブへの理解が深まり、SixTONESのメンバー、そして彼らが作るライブが愛おしくなる。

関連記事