TikTokで一躍ブレイク! みさき、恋愛で悩む人に届けたいメッセージ 「ネット恋愛でも、本当に愛があるなら大丈夫」
TVアニメ『キングダム』第4シリーズ第2クール期のEDテーマ「Belive」が話題となっている“みさき”が1st EP『たんぽぽ』をリリースした。顔出しを一切していない、長崎県出身の19歳のシンガーソングライターである彼女は、2019年10月にTikTokで初投稿した動画がバズり、弾き語り系クリエイターとして一躍有名な存在に。
2020年7月には初のオリジナル曲「私じゃなかった?」を投稿し、2021年6月には1stシングル「気づいたら」でデジタル配信を開始した。初投稿からたった3年で、次世代の恋愛ソングの担い手の位置につけている彼女に、これまでの活動を振り返ってもらった。(永堀アツオ)
「顔を出すタイミングを逃した(笑)」
ーーもうすぐ活動3周年を迎えますね。振り返ってみるとどんな日々でしたか。
みさき:あっという間に過ぎて、考える暇がなかったです。ただ、TikTokを始めたばかりの頃は、ただ自由に、自分の気分が乗った時に、好きな曲を歌うみたいな感じだったんですけど、今はファンの方がちゃんと応援してくれていて。待っててくれる人もいるので、定期的に音楽を届けたいという気持ちがあるし、みんなにちゃんと自分の思いを伝えたいなという心の変化はあります。
ーーフォロワーが45万人(9月30日現在)を超えてますよね。
みさき:すごい数字ですよね。でも、ファンの方と直接会ったことがないので、今も本当に実感が湧かないです。
ーー顔出ししていない理由はありますか?
みさき:最初は何も考えずに顔を出さないで動画をあげていたんですけど、そこからここまで来ちゃって。顔を出すタイミングも逃したというか(笑)。出すつもりはまだないんですけど、いつかライブをやるときが来たら、そこだけ顔出しをしたいなと思ってます。
ーー初投稿ですぐに大反響となった時はどんな心境でしたか。
みさき:最初は本当に、バズることも考えずに、「いいねが1つぐらいついたらいいな~」くらいの気持ちであげたら、たくさんのいいねがついて。TikTokは人生を変える力があるんだなって思いました。
ーー最初におっしゃっていた「心の変化」があって、「人生が変わった」タイミングというのは?
みさき:やっぱりオリジナル曲を出した時ですね。それまでは、ずっとカバーしか出していなかったんですけど、当時、好きな人ができて。その人も音楽をやっていたので、何か伝える方法ないかなと思って、「気づいたら」を作りました。その投稿がなかったら、ここまでこれていないんです。しばらくして、フル尺の形で「気づいたら」をリリースすることになり、そこからが本格的な音楽活動が始まりました。
ーーリリースが決まった時はどんな心境でしたか。
みさき:ただただ嬉しかったですね。自分の作った曲が世に出ることが、言葉に表せないほどめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。嬉しすぎてほぼ毎日、自分の曲を聴いていたくらい嬉しかったです。
ーー昔からシンガーソングライターとしてデビューしたいという気持ちはありましたか?
みさき:いえ、音楽を仕事にしたいとは全然思っていなくて。小さい頃からずっと保育士になりたいと思っていて、リリース前には保育園に就職することまで決まっていたんです。でも、ちょうどそのタイミングでリリースすることになって、急遽、音楽の道に進むことにしたんですよ。
ーーどうして音楽の道を選んだのですか??
みさき:音楽はずっと好きだったので、たった1回の人生、好きなことを仕事にできるなら、幸せだなと思って決めました。
ーーずっと音楽が好きだったんですね。
みさき:そうですね。お母さんが歌が好きで、料理をしながらずっと歌っているんですね。お母さんが歌う松田聖子さんやKiroroさんを聴いて、歌が好きになって。だから、自分が弾き語りカバーする曲も最近流行りの曲ではなくて、昔の曲をカバーすることが多いのかなと思っています。