香取慎吾×鈴木おさむ、懐かしい思い出話からエンタメに関わる姿勢まで 26年の関係性を凝縮したようなトークを聞いて
香取慎吾が9月16日、ラジオ『JUMP UP MELODIES』(TOKYO FM)にゲストとして生出演。パーソナリティを務める放送作家の鈴木おさむ、陣(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と懐かしい思い出話からエンターテイナーの本質に迫る熱い話まで、軽妙なトークを繰り広げた。
「こんにちは、香取慎吾です!」と聞き慣れたトーンで挨拶をしながら登場した香取。鈴木が「出た! 香取慎吾っぽい挨拶をしましたね」とリアクションをすると、香取が照れくさそうに「へへへへ」と笑う。こんな気さくなやりとりが聞けるのは、『笑っていいとも!』『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)、『香取慎吾の特上!天声慎吾』(日本テレビ系)、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)など数々のバラエティ番組でタッグを組んできた、香取と鈴木の仲だからだと感じる。
現在も『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)や『ワルイコあつまれ』(NHK Eテレ)など共に番組を作り続けており、先日行なわれた香取のソロコンサート『東京SNG』の京都公演にも家族で駆けつけたという。鈴木の7歳になる息子にとっては人生初のライブ。そんなメモリアルなイベントに香取のソロコンサートを選ぶところにも、2人の絆を感じさせるエピソードだ。
その信頼に応えるように、香取もステージから「今日は東京から鈴木おさむさんが、奥さんと息子さんと来てくれてます」と紹介。これまでも鈴木がライブを観に行ったことはあったが、そんなアナウンスはされなかったそう。その真意を聞くと、京都劇場の規模感も相まって「嬉しかったんですよ」という想いがこぼれたようだった。そんな鈴木と香取の温かな関係性に触れて、会場からは自然と拍手が起きて、胸が熱くなる時間が流れたという。
香取が出演している映画『犬は食わねどチャーリーは笑う』(9月23日ロードショー)についても、鈴木はもちろんチェック済みだ。本作はSNSに旦那デスノートと称して妻のホンネを書き連ねるブラックコメディ。「夫婦って2人で協力してファンタジーを創り続けるもの。だから、どちらかが手を抜くとダークファンタジーになる。ものすごい努力が必要」と説得力のあるコメントを述べる鈴木に「おおー! さすが鈴木おさむだね!」と香取の声が嬉しそうに弾む。
きっとこんなふうに2人の間には和やかな雰囲気が流れてきたのだろう。思い出話にも、いつも笑いが溢れている。「『SmaSTATION!!』が終わった直後に2人で“お疲れ様”って、最後に写真撮ろうよ」と収めたツーショットを鈴木は大切にしているという。「すごいスッキリしてるのよ、いい写真だよね」と見せる鈴木に、香取は「ちょうだいよ。その写真!」と人懐っこく言う。
出会って26年。当時は23歳と19歳だった2人が乗り越えてきた壁たちに思いを馳せると、こちらまで胸が熱くなるものがある。「当時からバランスが良くてね」と若き日の香取を振り返る鈴木。唯一、大変だったといえば、楽屋で寝てしまった香取を起こすことぐらいだったとまたも笑いがこみ上げてくる。
それも、前の仕事の出る時間と次の仕事の入り時間が同じになったり、4曲の振り付けを20分で覚えなければならなかったりと、超多忙な生活だったからこそ。そんな厳しい環境をも香取は「ロケバスで寝てる僕を起こしてこいって言われたADの女の子が“起きてください、起きてください!”って泣きながら僕を蹴っ飛ばしてた」「(SMAPのメンバーは)みんなもう怒ってたよ、常に! 4曲やるのに20分じゃ曲流しても終わらないよ」と笑い話にしていくのだ。