菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト
ライブの全編を覆っていた“予想しない抑圧と思いがけない解放”と呼ぶべき雰囲気も鮮烈だった。本邦初公開のデビューライブではあるが、ショーケース/お披露目といったものではなく、バンドのコンセプトを高い精度で提示する完璧なステージであったことも明言しておきたい。
次回のライブは11月27日(新宿・BLAZE)。HATRAによる揃いのスーツ(ジェンダーレスのデザインでサイズ違いだとか)を見るためにも、ぜひ足を運びたい。
(それにしても、繰り返しになるが、新バンドのデビューライブの前日にジャン=リュック・ゴダールが亡くなるとは。そういえば“戦前”をテーマにしたDC/PRGが本格的にスタートした直後にも同時多発テロが起きた。反解釈というコンセプトに反するが、そこに何かの意味を読み取りたくなるのを禁じ得ない)
■終演後に明かされたセットリストは以下
1)どこかの革命
2)H / THEME FROM CLUBFOOT /
3)Baby Renfro
4)折りたたみ北京
5)HARMATTAN
6)省略を禁ずる
7)小鳥たちのために第三インターナショナル
8)「ATMで蛇を扱う」
9)フラミンゴを再着色する
10)回復せよ
Encore Beat it
■ライブ情報
次回11月27日の「ラディカルな意志のスタイルズ」のライブチケットは、9月26日23:59までチケットぴあにて先着先行販売中。
詳細:https://w.pia.jp/t/radical-blaze/