ZIPANG OPERAが鳴らす航海のアンセム 4人の個性が重なった“新たなジャパニーズポップス”の目指す先は?

「音楽的な意味でのステップアップをしっかり進んでいきたい」(佐藤)

ーーまた『ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2022』のオープニングアクトとして出演されました。久々のライブが東京ドームというのも規格外ですよね。

佐藤:経歴が全然意味わからない(笑)。

福澤:そんなアーティスト、聞いたことがありませんよ。

心之介:自分自身が規模感に追いつけてないです(笑)。

佐藤:東京ドームでライブする機会をもらえて、ありがたいです。「たくさんの人が見ている」という快感の方が勝るので緊張はしませんでした。むしろ200人くらいの表情が見える会場の方が緊張しますよ(笑)。

ーーそして、いよいよコンセプトである「新たなジャパニーズポップス」を掲げた国外進出もありそうですか?

spi:はい。何といってもライバルは国外です。言語の壁さえ越えられれば世界に羽ばたけると思ってるので。

佐藤:海外の方が分母が大きいですからね。もしかしたら海外で注目されることで、国内の人の目にも留まるかもしれません。そこは正直やってみないとわかりませんが。

福澤:ひとまずは海外の人が聴いても日本らしさが刺さるはずなので、反応が見たいです。

心之介:すでにYouTubeのコメント欄に韓国の方など、海外の方が書きこんでくれていました。昨年のオンライントーク会でも台湾の方が、そのために日本語を勉強して、台本も考えて来てくれたりしていますね。

spi:日本国内は自分以外の3人が強みを発揮すると思います。僕の力は最終兵器みたいなもので、海外にフォーカスが当たり始めた時に活きるはずです。ビジュアルも海外寄りのはずなので(笑)。

spi

福澤:その通り。spiさんがいないと誰も英語を話せないですからね。

佐藤:確かにMCは完全におまかせになってしまうと思います。国外はよろしくおねがいします(笑)。とはいえ、同時に日本国内もしっかり巡っていきたいですね。

福澤:そういう意味では、ONE OK ROCKさんは国内外で人気があってすごい。系統は違いますが、そういうチームになれたら。

ーーでは今後のZIPANG OPERAの展望などもあれば教えてください。

佐藤:エンタテインメントですから、聴いてもらえなければ話にならない世界。自己満足でやり続けられるほど甘くないですから、目標は売れることですね。紅白(『NHK紅白歌合戦』)に出るとか、音楽的な意味でのステップアップをしっかり進んでいきたい。

福澤:フジロック(『FUJI ROCK FESTIVAL』)とかも出てみたいです。色々なフェスに持って行ける楽曲もあると思うので。

spi:売れるかどうかはこれから次第なところもありますが、しっかり「こいつらはちゃんとやってる」と言ってもらえる、もの作りをしていきたいですね。個人的にTHA BLUE HERBさんの「未来は俺等の手の中」が好きで、強烈に共感した瞬間があるので、自分もそういう経験を誰かに提供したい。そのために音楽に真摯に取り組みたいです。

福澤:海外では「歌って踊る=アイドル」なんですよ。でも日本ほどアイドルとアーティストの差がありません。だからBTSもアイドルとして見られるけど、単純に音楽とパフォーマンスのクオリティが高い。「僕たちはアイドルではなくアーティストだ」とは言いません。単純にいいものを作れば認めてもらえるはずだと思ってます。

福澤 侑

spi:昨年ミュージカル『オリバー!』で悪役のビル・サイクスを演じたのですが、その衣装のコートについているポケットが大きすぎて動きづらいから、直してもらおうと思ったんです。それを質問したら「これはビル・サイクスが盗んだり悪事を働いて、ものを隠すためのポケット。だから自分でさばけるようにしてほしい」と説明を受けました。これを聞いて、意味や芯のある表現だったのかと感動したんです。自分もそれを目指したいなと。

佐藤:コロナ禍ではエンタテインメントが必要とされないと言われていたこともあったじゃないですか。別に観なくても、やらなくてもいい。ただ、あるに越したことはない。というか絶対にあった方がいい。人生を豊かにしてくれるものがお芝居だったり、音楽だったりするんです。だから「必要なんだ」とみんなに思ってもらえるようなエンタテインメントにしなきゃいけないと思っています。今まで以上に1回1回の機会を大切にするようになりましたし。

心之介:あとは待ってくれているファンの方々もたくさんいるので、定期的に楽曲はリリースしたいですね。最低でも1年に1回はライブしたいですし。

福澤:4人が揃うのを待っていたら2年に1回とかになってしまうかもね(笑)。でもさらなる新曲も制作しているので、それとともに新しい場所に進んでいけたらと思ってます。全員のスケジュールが過密なので、やれる人がやれる時にZIPANG OPERAの名前を背負って活動していかないといけません。

ーー最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

心之介:社会を生き抜くのは大変ですが、ZIPANG OPERAがみなさんの一部になれたら嬉しいです。航海のアンセムとして聴いていただき、片足でも僕らの船に乗ってください。

佐藤:待ってくれていた方も、忘れてしまっていた方ももう一度思い出してください。曲もめちゃくちゃカッコいいので、一度聴いていただいて、我々の存在を知ってほしいです。

spi:佐藤流司の存在感、福澤 侑というダンサー、心之介というブレイン、spiという声が世界で共感を得て、色々な人を救うはずだと信じています。

福澤:自分たちでも「ヤバいのできたね」と思えるような楽曲やパフォーマンスを作れるように頑張っていきます。

ZIPANG OPERA「STEER THE SHIP」

■リリース情報
ZIPANG OPERA「STEER THE SHIP」
8月22日(月)配信リリース
読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』7月クールエンディングテーマ
ダウンロード/ストリーミングはこちら

■関連リンク
Official HP:https://ldhrecords.jp/zipangopera
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