BTS、キシリトール新CMから感じ取れるリアルな一面 JUNG KOOK、V、JIMINの関係性や健気なJINに注目
BTSが7人兄弟に扮するテレビCM「XYLITOL×BTS」“Smile”シリーズが帰ってきた。昨年7月に続く第2弾となる「XYLITOL×BTS」シリーズは、7人がキシリトールガムを噛んで笑顔になると使える“ちょっと幸せになる魔法”を披露していくシットコム(シチュエーションコメディ)風なCMだ。
今回オンエアされているのは「Smile Hot篇」「Smile Leisure篇」「Smile Mirror篇」の3篇。繰り広げられるのはもちろんフィクションの物語だが、そのやりとりの一つひとつから彼らのリアルな一面を感じ取ることができるのも面白い。
例えば「Smile Hot」篇。ソファで6人の兄たちが筋トレを始めたことで、間に挟まれて暑くなったJUNG KOOKがキシリトールガムを噛んでニッコリ。すると手にハンディ扇風機が現れ、涼やかな風がJUNG KOOKを癒やす。それを見た兄たちも一斉にガムを噛んで笑顔になると、JUNG KOOKの手元にあった小さな扇風機がサーキュレーターに。無事みんなで快適に過ごせました、というものだ。
見えてくるのは、歌もダンスも完璧な“黄金マンネ(末っ子)”と称されるJUNG KOOKと、その両隣に座ったVとJIMINのマンネラインの関係性。実はシーズン1でも、3人がギュッと狭いソファに座るバージョンがあり、大きな話題になった。ARMY(BTSのファン)にとっては、この3人が見せるワチャワチャとした仲睦まじい姿そのものが、すでにSmileになる魔法なのかもしれない。
そんなマンネラインの“通常運転”と言いたくなるような自然な仕草が今回も見ていて楽しい。ソファに座った際、Vの左手はJUNG KOOKと肩を組むような形でソファの背もたれに添えられる。普段から年の近い本当の兄弟のように接してきた2人ならではの距離感だ。
そしてサーキュレーターの風を向けたJUNG KOOKの動きに反応し、即座に体の向きを変えて気持ちよさそうなリアクションを取るJIMINの間合いも絶妙。何事も器用にこなすマンネのJUNG KOOKに、マイペースに振る舞うVと、周囲に気を配ることのできるJIMIN……という変わらぬ3人のバランスの良さに思わず頬が緩む。
続いて、長男こと最年長のJINがメインに映し出される「Smile Mirror篇」も、BTSらしさがほとばしるほのぼのとした仕上がりになっている。こちらは、「WWH(ワールドワイドハンサム)」と自称するJINらしく、鏡の前でバッチリとキメ顔を披露するところから始まる。そしてJINのとびっきりの笑顔を向けられたメンバーは、眩しさのあまり次々とサングラスをかけていくのだ。
日頃から最年長にも関わらず率先して笑いを取っていく愛されキャラなJINらしいストーリー。そのビハインド映像を見ると、J-HOPEに肩を叩かれて振り返ったとき、JINがちょっぴり照れくさそうな表情を浮かべているのが確認できる。
実はそのナルシストっぷりはみんなを喜ばせたいというサービス精神からくるものだということはARMYの間では広く知られているところ。加えて、JINが率先して自画自賛することで、ARMYにも“自分を大切にしてほしい、自信を持って輝いてほしい”と願う気持ちからきているとも言われている。そんな健気なJINの想いを汲み取った上で「Smile Mirror篇」を見返すと、ますますJINの笑顔が眩しく見えるというものだ。