BTS、キシリトール新CMから感じ取れるリアルな一面　JUNG KOOK、V、JIMINの関係性や健気なJINに注目

　無邪気なマンネラインと健気な長男。彼らをのびのびと活かしているのが、真ん中組であるSUGA＆RM＆J-HOPEのラップラインといっても過言ではない。「Smile Leisure篇」ではRMが率先してボールプールではしゃいでみせ、SUGAが瞳をキラキラとさせて場を盛り上げる。また「Smile Mirror篇」ではダンスリーダーらしくJ-HOPEがJIMINと軽やかなステップを披露していく。

　ビハインド映像を見れば、さらに現場に欠かせない存在感が見て取れる。暇を持て余したのかJUNG KOOKがJ-HOPEにパンチをすると、その腕を掴んでブンブンと振って場を和ませるJ-HOPE。その後ろでは、JIMINにSUGAが素振りのような仕草を見せているようだ。さらに、ボールプールのくだりでも、本番の声がかかる直前にJINがRMに話しかけて、笑顔を浮かべる様子も。求められたものを全力で応えていく職人気質のような真面目な仕事ぶりのみならず、グループがまとまっていくのに欠かせない面倒見の良さを感じさせる。

　今後J-HOPEのソロアルバム『Jack In The Box』のリリースを皮切りに、他アーティストとのコラボなど、それぞれの活動がますます充実していくと予想されるBTS。だが、今回のCMのように、やはり7人でいるからこそ見ることができる関係性や表情、立ち回りがある。

　願わくば、この7人だからこそ引き出し合える魅力を感じられる場面もありながら、各々のソロ活動が成功していってほしいものだ。そんな願いを汲み取るように、冬にはシーズン3がやって来ることが匂わされているのも嬉しい限り。

　Vが紙コップを手にノリノリな動きを見せて笑いを誘っていたり、愛情表現が照れくさいといつも拒否反応を出すSUGAがメンバーにマフラーを巻かれていたり、JINが雪だるまを前にまたもやキラキラな笑顔を見せたり……と、またもや7人の個性と絆を感じられるCMとなる予感がする。