Da-iCE、BE:FIRST、Novel Core、OCTPATHによる白熱のステージ 会場と心通わせた『MTV LIVE MATCH』レポ
続いて登場したNovel Coreは、最新アルバムより表題曲「A GREAT FOOL」や「WAGAMAMA MONDAIJI」「DOG -freestyle-」「PANIC!」と怒涛のラインナップを披露。「今日はOUTER(ファンの呼称)以外の人もいるんだよね」とワクワクした表情を見せると、ステージの端から端までを駆け抜け、観客一人ひとりと目線を交わしながら広い会場にメッセージを届けていく。アルバム収録の「LOVE SONG」ではアーティストとファンの関係性について言及。「すれ違いが生じてしまうこともあるんだよね」と胸を痛めながらも「それでもファンの皆には笑顔でいて欲しいなと思ってこの曲を作りました」と前向きな気持ちを表すと、会場全体と音楽を楽しんだ。
さらに、インディーズ時代のアルバム『WCMTW』より「I Think I Guess」とメジャーデビュー曲「SOBER ROCK」を続けて歌唱。「HAPPY TEARS feat. Aile The Shota」ではレーベルメイトで“親友”と語るAile The Shotaもサプライズ登場し、会場を沸かせた。最後には自身のこれまでを振り返り「死んでしまいたいと思った日があった。でも、ここで踏ん張れば、アリーナに一杯のお客さんがいるような、こういう今日みたいな景色を見られる日が来るかもしれないなと思って踏みとどまった」と「THANKS, ALL MY TEARS」を歌唱。実体験が織りなす魂のこもったステージには涙する人の姿もあった。
この日トリを飾ったのはDa-iCE。ピンクの照明に包まれたステージから登場した5人は、スタンドマイクを用いた大人の演出でしっとりと艶やかに「FAKE ME FAKE ME OUT」、続けて「DOSE」を披露。クラップで会場と一つになったそのままの勢いを持って「BACK TO BACK」「DREAMIN’ ON」を鮮やかに歌い上げ、ボルテージを一気に加速させた。MCではリーダーの工藤大輝が「THme(OCTPATHファン)の皆さん、BESTY(BE:FIRSTファン)の皆さん、OUTERの皆さん、そして我が6面(Da-iCEファン)の皆さん、そのままの調子で楽しんで」と声をかけ、そこに集った全てのファンを広い視野で気遣う“最年長”らしさを見せた。
MCの途中では工藤が「次の次、『CITRUS』歌います。ちなみに次はバラードです」とセルフネタバレを行うと、パフォーマーの和田颯も「必殺技出します」と紹介。同じくパフォーマーの岩岡徹が「30年後に銭湯で『CITRUS』歌ってるかも」と笑いを誘い楽曲への期待を込めると、Da-iCE節炸裂のトークに会場も盛り上がりを見せた。バラード「Promise」に続けて昨年の「日本レコード大賞」を受賞した「CITRUS」を披露すると、ノンストップで繰り広げられる大野雄大、花村想太による4オクターブのツインボーカルには観客も圧倒。終盤には「Break out」「SWITCH」で軽快なサウンドを華やかに響かせると、「Clap and Clap」では会場一体となってラストスパートを盛り上げ、「Kartell」で余韻冷めやらない熱い1日を締め括った。
なお、この模様はMTVにて6月26日に放送予定だ。