SHINee、グループ休止期間中も意欲的なソロ活動を展開 オンユ、キー、ミンホによるめざましい活躍

 今年の5月でデビュー14周年を迎えるSHINee 。昨年2月にリリースした7枚目のフルアルバム『Don’t Call Me』は、オンユ(ONEW)・キー(KEY)・ミンホ(MINHO)の除隊後初のカムバックであり、前作『The Story of Light Epilogue』から約2年6カ月ぶりのニューアルバムとなった。

 また、第11回ガオンチャートミュージックアワードでは、同アルバムのタイトル曲「Don’t Call Me」で「今年の歌手賞(デジタル音源部門2月)」を受賞し、今なお衰えない人気を証明している。

SHINee 샤이니 'Don't Call Me' MV

 テミン(TAEMIN)が入隊したことでグループとしての活動が再び休止期間に入ったSHINee。今回は、オンユ、キー、ミンホの除隊後の活動を掘り下げつつ、これからのSHINeeについて考察してみよう。

コンスタントな音楽活動を行うオンユ

 まずはリーダーのオンユ。入隊前の2018年12月にミニアルバム『VOICE』でソロデビュー。除隊後には、ミュージカル『タイヨウのうた』や、音楽バラエティ『パラドンバダ ~海の見えるライブBar』への出演、歌手PunchとコラボしたSMエンターテインメントによる音源公開チャンネル SM STATIONシングル「Way」のリリース、ドラマ『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』のOST参加など、コンスタントな音楽活動を行っている。

 そしてとりわけ注目したいのが、この4月にリリースされた2枚目のミニアルバム『DICE』だ。約3年4カ月ぶりのカムバックとなった今作には、「新しい一面を見せたい」というオンユの想いが詰まっている。例えば、“歌い方”。現在でもボーカルの練習を続けており、レコーディングでは以前と違う姿を見せるために軽い感じで歌ってみたという。

ONEW 온유 'DICE' MV

 さらに、楽曲制作への参加も意欲的だ。“歌詞”に焦点を当てると、収録曲「In the whale」をはじめ、今回収録されなかった曲も含めすべての楽曲の作詞に参加しており、「アルバムを準備しながら最も重点を置いたことの1つがまさに『歌詞』じゃないかなと思います」と語っている(※1)。

 「良い影響をもたらす歌手になりたい」と(※2)、デビュー14周年になる現在も挑戦を続けるオンユ。7月にリリースされる初の日本アルバム『Life goes on』はもちろん、日本で初となるソロツアー『ONEW Japan 1st Concert Tour 2022 〜Life goes on〜』への期待が高まる。

バラエティや化粧品モデルなどでも万能さを見せるキー

 デビュー時からすでに“万能鍵(キー)”としてそのポジションを確立しているキーは、音楽活動以外にも、『驚きの土曜日』や『シングル男のハッピーライフ』といった韓国のバラエティ番組はもちろん、化粧品ブランド「espoir」のアンバサダーとしても活躍中だ。

 2018年11月にデジタルシングル「Forever Yours」でソロデビュー。そして入隊前にフルアルバム『FACE』、リパッケージアルバム『I Wanna Be』、さらには初の日本ミニアルバム『Hologram』をリリースしている。そんなキーは、昨年9月にミニアルバム『BAD LOVE』でカムバック。タイトル曲「BAD LOVE」は、ヒットメーカー KENZIEとともに制作し、キーが望む音楽の要素を盛り込みながら歌詞やメロディなどの細かい部分の修正を何度も重ねた末に完成した。

KEY 키 'BAD LOVE' MV

 キーは音楽だけではなく、コンセプトやスタイリング、MV制作まで積極的に参加しており、 “レトロスペース(宇宙)”コンセプトのジャケット撮影や衣装、タイトル曲のMVなどはキーのアイデアがもとになっているそうだ。

 同作のリリースからは、多数のイベントや公演などに参加している印象も強い。特に先日の『KCON 2022 Premiere in Seoul』は約2年ぶりの対面公演だったため、ファンとの再会に感動するキーの姿がみられた。現在新曲のリリース予定はないが、マルチな活動でその存在感を広く示してくれている。

関連記事