ジャニーズWESTの真骨頂はライブにあり メトロック直前&ドームツアー決定、ステージ上で見せる勇姿

 現在8作目となるアルバム『Mixed Juice』を携えた全国ツアー『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022 Mixed Juice』を開催中のジャニーズWEST。5月11日にはライブBlu-ray&DVD『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2021 rainboW』のリリースを控え、さらに7月からは32.5万人動員予定の初ドームツアー『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』もスタートするなど、その勢いは加速するばかり。本稿ではライブにおける7人の魅力に焦点を当て考察してみたい。

魂のこもった熱いライブ=ジャニーズWESTらしさ

 ジャニーズWESTのライブには7人の魂が込められている。これはデビュー記念のコンサートとして、彼らのホームである大阪松竹座で行われた『なにわともあれ、ほんまにありがとう!』、初の単独アリーナライブ『ジャニーズWEST 1stコンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!』の頃から変わっていない。毎回どのライブもファンをいかに楽しませるか徹底的にこだわり、かっこよさと面白さが絶妙にミックスされた構成は、見る人を飽きさせない。ジャニーズの中にあっても、彼らにしか出せない個性溢れるライブ内容でファンを引きつけている。

 また彼らのライブを見たことがある人なら、誰もが7人のボーカルスキルの高さを実感したことがあるはずだ。激しいダンスナンバーをはじめ、バラードなどでも“聴かせる”ことができるのがジャニーズWESTだ。圧倒的な歌唱力でグループをけん引する濵田崇裕、神山智洋、桐山照史、熱量をボーカルに乗せメッセージを届ける重岡大毅、クールなラップやキメフレーズにセンスを感じる藤井流星、どのメンバーの声にも違和感なく寄り添える中間淳太、ソロパートも堂々とこなす小瀧望と、絶妙なバランスで構築される彼らだけにしか奏でることができない、体温を感じるハーモニーが大きな武器だ。

ジャニーズWEST -「rainboW Solo Digest」from ジャニーズWEST LIVE TOUR 2021 rainboW

全力で挑むコントなど振り幅の大きさも武器に

 関西ならではのバラエティスキルの高さも魅力で、『WESTV!』ツアーでは約20分にも及ぶコントコーナーを披露。かぶりものや女装など、お笑いに貪欲な姿勢でファンを楽しませようとするスタイルは、彼らが関西ジャニーズJr.としてバックを務めていた関ジャニ∞の流れを汲んでいるようにも思う。さらにテンポ良くよどみないトークを展開するMCコーナーも魅力だ。機転の良さを生かしメンバーのボケを拾い、鋭いツッコミで盛り上げる中間と的確な裏回しを担う桐山、ライブで見せる姿とは打って変わり、時にはウザがらみも交えた天真爛漫の重岡、タイミングを見計らったツッコミが冴える神山、天然度を競うトークで沸かせる藤井と濵田、サプライズのイタズラを仕掛けるなどやんちゃな末っ子の小瀧と、Jr.時代からの付き合いの長さを感じさせるMCはライブの大きな要素となっている。

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