Snow Man、“知られないを乗り越えたい”から“時代のアイコン”へ 歩みを止めなかった10年で築いたもの

 3つ目はなんといっても「9人全員のキャラが立っていて空気感が優しいこと」。『CanCam』2022年4月号では、「憧れるのは、芯のある『優しい人』!」というテーマで特別版・増刊号の表紙を務め、中面ページでも彼らの優しさを大きく取り上げたものとなった。最年少のラウールと最年長の深澤の間には11歳もの差があるが、お互いに認め合い、尊敬し合う関係性がグループとしての魅力をさらに引き立てる。Snow Manはテレビ誌やアイドル誌などのインタビューにおいてそれぞれの良いところ、尊敬するところなどを語ることも多い。9つの個性を認め合いながら9人がカラフルに存在している。そんな姿は本当に多くのファンを幸せな気持ちにしているのだ。例えるなら「フルーツタルト」のようにしっかりした土台に、ぎっしりとどの果物もキラキラと輝いて、食べる人にとってどれもが主役で、むしろ全てが引き立て合い、支え合ってまとまりを持って並んでいるようなーーそんな存在になれたからこそ、今のグループの姿があるのではないかと思う。

 今や個人活動も目覚ましいSnow Man。それぞれの、そしてグループとしての夢を持った彼らは、きらきらと朝日のように晴れやかな声援を浴びて、今日も歩き出すのだろう。そんな彼らの希望の旅を、第何章までも見守っていたい。

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