INI 藤牧京介&髙塚大夢、『CDTVライブ!ライブ!』名曲カバーも話題 卓越した表現力と技術によるハーモニー
藤牧の歌声が柔らかな絹だとすれば、髙塚はツルッとした金属のようなイメージがある。だが、チェストボイス(地声)やミドルボイスの出し方に共通点があるのがこの2人だ。例えば中音域が多めの「We Are」。出だしの藤牧パートとBメロの高塚パートを聴き比べてみると、その共通点を感じられるはずだ。さらに2人とも『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』参加前から歌に触れて多くの経験を積んできているため、「相手の声質に寄せる」という技術もお手の物。それによってより相性の良さを引き上げていると言えよう。
藤牧、髙塚に限らず、INIは歌が上手いメンバーが多い。“ボーカルライン”と言われているメンバーだけでも藤牧、髙塚、尾崎、許豊凡と4人おり、YouTube動画「'Brighter' Acoustic Ver.」を見ると佐野雄大も柔らかい歌声を聴かせてくれている。どう組み合わせてもハズレがない上に、組み合わせ次第で様々な表現ができそうだ。歌唱力のあるメンバーが揃っていることも、INIの強みの一つ。2ndシングル『I』収録曲はもちろん、この先も様々な歌声を聴かせてくれるだろう。