NOA、熱のあるパフォーマンスで伝えたファンへの感謝 飾らない人柄も垣間見えたメジャー初ファンミーティング
NOAがメジャーデビュー後初となるイベント『NOA SPECIAL FAN MEETING 2022』を3月13日に東京・渋谷WWW Xで開催。この日を待ちわびたファンが会場を埋め尽くした。
開演時間を少し過ぎた頃、客電が落ちるとシンと静まり返った会場。かすかに聴こえるのは楽器の音。優しい音色のイントロでライブが幕を開けた。ブルーの照明に照らされながら下手から登場したNOA。ややスローテンポの「TAXI feat. tofubeats」を、リズムをとりながらも、ゆらりと体を動かしながら聴かせる。歌詞の一節〈嫌なことなんか忘れてshare this moment〉とあるように、NOAがライブの世界へとエスコートするように歌う。
「みなさんもっと盛り上がっていきましょう!」とオーディエンスを煽り、「LET GO」へ。ダンサーのYとDaikiが登場し一層華やかなステージに。自然とクラップを誘うサウンド、オーディエンスも体を揺らす。時折、髪をかきあげるNOAに色気とリラクシングな雰囲気を感じ、ごく自然に肩の力を抜いてくれるようなサウンドが心地良く響く。
「ようこそ! 2022、SPECIAL FAN MEETINGへ!」ーーNOAに拍手を送るオーディエンス。「やっと、やっと会えました。今日はめちゃくちゃ楽しみで。今から色んな曲、トークコーナーもあったりしてとにかく沢山準備してありますので、存分に楽しんでくれたらなって思います」。少々息を切らしながら、集まったファンを前にして感慨深げな様子。NOAは「改めてこうやってみんなの前に出てみると、すごいテンション高くなる(笑)」と笑顔をみせた。
2020年1月、1st Digital Single「LIGHTS UP」でデビューしたが、コロナ禍で思うようにイベントやライブが行えなかった……そんなフラストレーションを解消するかのように、冒頭から熱のあるパフォーマンスを繰り広げる。「Let’s Go!」の合図で赤く染まったステージで「Don't Waste My Time」を披露。レッドにブルーの光も混じり、紫色へとグラデーション。その照明のように、左に右にと滑らかにステージを移動する。胸の鼓動のようなビートで曲を終え、トークコーナーへ。
スタンバイ中にNOAが「いやー……3曲歌っちゃった」とつぶやくと、オーディエンスからもたまらなく笑い声が漏れ聞こえてきた。「正直2年ぶりだから、みんなが前にいる感じってどんなだろうってずっと想像してたけど、なかなかイマジネーションできなくて。こうやってみんなを前に歌うとなんか違ったエネルギーをいただくというか……本当にありがとうございます」。NOAの気持ちに拍手で応えたファン。NOAは「熱いです(笑)」とタオルで顔をポンポン。飾らない彼の人柄も垣間見えた。