NMB48、グループの課題とも向き合う名物企画『NAMBATTLE』シーズン2 芳野心咲、平山真衣、塩月希依音ら注目メンバーも

 2021年に初開催されたNMB48の新たな名物企画、『NAMBATTLE』のシーズン2がいよいよ開幕する。

 『NAMBATTLE』とは、グループのさらなる活性化を目指して立ち上げられたプロジェクト。2021年1月1日から3月16日の期間に行なわれたシーズン1『NAMBATTLE〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜』では、それまであったチームN、チームM、チームBII、研究生の4チームを解体。LeopAje、みっくすじゅーす、W1N-C、きゅんmart、ちょうぜつかわE、FRONTIERの6チームを新たに編成し、「劇場公演」「生配信イベント」「ファン投票」の3種目で競い合い、そこで獲得したポイント「ナンバッジ」の合計数で頂点を決めていった。

ニュースター誕生の可能性

「NAMBATTLE ~戦わなNMBちゃうやろっ!~」ダイジェスト

 優勝グループには新曲とミュージックビデオの出演権、新公演の開催、メディア露出などの特典が与えられた。そして初代女王に輝いたのは、きゅんmart。店長(リーダー)に塩月希依音、副店長(副リーダー)に本郷柚巴、そして加藤夕夏、小嶋花梨、佐月愛果、渋谷凪咲、隅野和奏、原かれんの8名で構成されたグループだ。バトル期間中はW1N-Cに常にリードを許していたが、決勝大会のパフォーマンスバトルで大逆転勝利を飾った。

 表彰式では塩月が「今までずっと2位しか獲れなくて、みんな悔しい思いをしていた」と涙ながらにコメント。彼女のその言葉からが、各メンバーがこのバトルを通して、自分たちの現状の実力とシビアに向き合っていたことを表していた。思ったように結果が出ないもどかしさ、パフォーマンスやメッセージを人に伝える難しさを痛感したのではないか。当時結成11年目を迎え、やや安定期に入っていたNMB48。だが、この競争のなかでかつてグループに渦巻いていた闘争心を垣間見ることができた。

 もちろんファンの間では『NAMBATTLE』について賛否両論があったはず。「なぜ今更、順位を決めるような企画をおこなうのか」、「グループ全体としてのまとまりを固めなければいけないのではないか」、「メンバー同士で戦い合うところなんて見たくない」といった意見があることも頷ける。ただ、多くの48グループが世代交代に苦しんでいる背景を考えると、こういったガチになれるバトル企画のなかで、ニュースターが誕生する可能性は非常に高い。その点でこの『NAMBATTLE』は、NMB48の今後を占うものである。

『NAMBATTLE2』は選抜ファン投票など個人戦も

【NMB48】NAMBATTLE2 〜序〜【がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!】

 さて、シーズン2の『NAMBATTLE2〜がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!〜』だが、前回の『〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜』とはバトルの形式が大幅に変わることになった。今回は4つのバトルで順位を決めていく。

 「NAMBATTLE2〜愛〜」では、NMB48の27thシングルの表題曲選抜メンバーとカップリング曲に参加するアンダーガールズを決める「ファン投票」を実施。1位から14位がシングル表題曲の選抜メンバーとなり、15位から24位がアンダーガールズとしてカップリング曲を担当する。

 「NAMBATTLE2〜舞〜」では、1月1日の『2022新春組閣発表』で決まった新チームをもとに「正規チーム部門」と「TeamBII研究生部門」の2部門で争われる。「正規チーム部門」では、TeamN、TeamMが「劇場公演」にてパフォーマンス対決。勝利チームは、27thシングルに収録するチーム曲のMV撮影権利を獲得できる。「TeamBII研究生部門」も、TeamBII研究生を2つに分けて「劇場公演」のパフォーマンスで競う。勝利チームはスペシャル配信番組への出場権を得ることができる。

 「NAMBATTLE2〜運〜」では、運で勝ち上がるゲーム「なんば式すごろく!」が個人戦として繰り広げられる。

 そして「NAMBATTLE2〜J(ジェイ)〜」は、来季放送予定のジョーシン(上新電機)のCM出演メンバーをファン投票で決定する。現在出演中の渋谷凪咲、小嶋花梨は続投が決まっており、残り1名の枠をファン投票で決定する。

 3月27日にロームシアター京都で開催される決勝イベント、開票イベントで各バトルの勝者が決定する。

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