King & Princeメンバー分析 第3回:髙橋海人、多方面で才能を発揮するグループの実力者 周囲を惹きつける愛されキャラ

 冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)のレギュラー放送がスタートし、2022年も早々に勢いに乗るKing & Prince。彼らの魅力について、三者三様の個性をふまえつつまとめてみたい。第3回は、グループ最年少・髙橋海人。

King & Prince

 メンバーカラーは「ひまわりイエロー」。明るく周りを照らし、光を浴びてぐんぐん育ち、輝くほうへと伸びていく。髙橋にぴったりな色だと思う。

 デビュー当初は19歳。無邪気で奔放、マイペースなイメージが強かった髙橋だが、いつの間にか頼れる存在になった。なかでも注目すべきは、トークでの成長。わちゃわちゃと楽しく終わってしまうことも多いKing & Princeのトークにおいて、いつも大事な一言を忘れずに伝えてくれるのが髙橋だ。誤解が生まれないよう、クッションとなる前置きを添えられるところにも、ほわっと優しい彼らしさを感じる。

 ソロでのバラエティ出演も多く、先日は『中居正広のダンスな会』(テレビ朝日系)において的確なコメントを残していた。プロダンサーを立て、ときには笑いどころを作り、ときにはゲストとしてうまく立ち回る。それでいて、自身もダンスが大好きであることや、日々アンテナを張って勉強しているであろうこと、ジャニーズへのリスペクトも伝わってきた。任されたポジションをよく理解して昇華する、これはデビュー数年で髙橋が確実に成長した点であり、グループに大きく還元している点であると思う。

 なお同番組内では、髙橋が振りを付け、Travis Japanがパフォーマンスした「SHAKE」の動画も一部放送。高橋は恐縮していたものの、中居正広やゲスト陣からもらった嬉しい言葉に笑顔を見せていた。印象的だったのは、中居から「ダンスにおいて影響を受けた、ジャニーズ事務所のメンバー」を問われたときのこと。髙橋は平野紫耀の名を挙げ、自身とはまた異なるスキルを持っているのだと、初心者にも分かりやすい表現で、平野のダンスの魅力を解説した。

 髙橋は、実によくメンバーを見ている。よく見て、リスペクトし、それをたくさんの人に知ってもらいたいと、きっと純粋に思っている。会見やインタビュー、テレビ番組で話すのは、いつも自分のことよりもメンバーのこと。それも、メンバー自らは言わない影の努力や本人も気付いていない魅力を、我々に教えてくれるのだ。こんなふうに、誰よりも優しい視線でメンバーを見つめている人がそばにいる、それは、King & Princeの幸運であると思う。

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