ジェームス・ヤング「Infinity」、世界的バイラルヒットの背景を探る
ジェームス・ヤングの自宅でレコーディングされた『Feel Something』は、シンセの音色が印象的なポップスや、心が震えるようなバラードが詰まった名作である。サビで「無限に愛している」と歌う「Infinity」であるが、そのストレートなメッセージも彼の魅力の一つであろう。彼は音楽を作る際に、「何を伝えるか」ということを重要視しているという。Atwood Magazineでのインタビューでは、次のように語っている。
“どのように伝えるか”を決める前に、“何を伝えるか”を決めるのが重要だ。部屋でコンピューターとキーボードの前に座っていると、たまに逆に作業してしまうときもある。実際に曲を書く前に、プロデュースをしてしまう。曲を書く前に音のプロデュースをすると、“どう伝えるか”を先に考えてしまっているんだ。でも、まだ“何を伝えるか”がわからないときもある。どちらが重要かを判断するのは、自分にとっては難しい。(※5)
このように、音楽での伝え方を決める前に、伝えたい内容を明確に決めることを重要視していると語ったジェームス・ヤング。彼のその言葉と音楽に込められたメッセージが、リスナーの心に響き、「Infinity」のバイラルヒットに繋がったとも言えるだろう。
(※1)https://web.archive.org/web/20131129145147/http://pigeonsandplanes.com/2013/10/jaymes-young-interview/s/273622/
https://www.billboard.com/music/pop/jaymes-young-interview-phoebe-ryan-new-album-7777135/
(※2)https://www.riaa.com/gold-platinum/?tab_active=default-award&se=jaymes_young#search_section
(※3)https://wmg.jp/jaymesyoung/news/87287/
(※4)https://www.warnermusic.de/news/2021-10-08/mit-seinem-song-infinity-erlebt-jaymes-young-gerade-einen-tiktok-hype
(※5)https://atwoodmagazine.com/jaymes-young-2017-interview/